令和4年度当初予算編成方針
令和4年度当初予算編成方針を紹介します。
令和3年を振り返ると新型コロナウイルス感染症(以下、「感染症」という。)の対策に追われた年であり、
令和2年度の普通会計決算は129億8064万円と前年度に比べ21億9848万円(20.4%)の増額となりました。
これは過去最大の決算額であり、感染症の拡大に伴う国の持続化給付金及び新型コロナウイルス感染症対応
地方創生臨時交付金があったことによる増額でした。
この町長任期4年間で進めてきた地方創生に係る「琴浦町まち・ひと・くらし創生戦略」(計画期間:令和
2年度から令和6年度)と行財政改革の着実な推進により、「次世代へ住んで楽しいまち」の実現に前進して
いると評価しています。
これまで「事業レビュー」、「自分ごと会議」、「ことうら未来会議」などにより町民の意見を聴くことを
行政の基本指針としてきました。令和4年度の当初予算については、私自身の改選を来年1月に控えていますが、
住民の意見を聴くことを基本指針とした予算編成を行います。
現在、令和3年度において「事業レビュー」では第2次行財政改革プラン(期間:令和4年から6年)、
「自分ごと会議」(ごみ減量化)におけるSDGs対応(環境)、「ことうら未来会議」では新まちづくりビジョン
(第3次琴浦町総合計画:令和4年~13年)の策定につながる作業が進行しています。
これらの成果を具体的に予算化し令和4年度の柱とします。各課ではこのことに十分に配慮し、合理的な理由、
根拠により町民本位の予算要求をすること。
基本は住民意見であり、職員ひとりひとりが限られた財源で最大の効果を上げる戦略をよく考え、令和4年度
当初予算の予算要求にあたることとします。
琴浦町長 小松弘明
●当初予算編成へ向けた基本姿勢
(1)主体は町民
事業レビューのほか、多くの町民の意見を聴きながら町政を進めていくことは基本であり、限られた財源、
職員の限界を補う町民の力を引きだす支援を検討すること。
(2)コロナ禍からの回復
感染症の感染拡大により経済活動を中心として萎縮状態に陥っている現状を省みた時、地域内経済循環
(漏れバケツ理論)を推進する。また副業人材等の外部の力を借りながら、デジタル化の推進によって
「新しい生活様式」を検討すること。
(デジタル診療、DX、健康増進、幸福度向上(ウェルビーイング)等)
(3)各種計画の推進
第2期琴浦町まち・ひと・くらし創生戦略の目指す姿、「5つのプロジェクトによる持続可能な地域社会
の実現」を推進し、更なる発展にむけて「第3次琴浦町総合計画」の具体的施策を予算化すること。
(4)国の動向を見据えた取組
国の令和4年度概算要求、衆議院選挙後の補正予算、地方創生交付金の積極的な検討とグリーン、デジタル、
活力ある地方づくり、子育て社会を重点に検討すること。
(5) 行財政改革
第1次行財政改革の成果検証と課題整理を行ったうえで第2次行財政改革を策定し、行財政改革を推進する。
特に「新しい生活様式」を町民に推進するためにも、職員自らが考え、行政の「働き方改革」を推進すること。
▼令和4年度当初予算編成方針
令和4年度当初予算編成方針(町長から職員向け).pdf(377KB)