令和2年度当初予算編成方針
令和2年度当初予算編成方針を紹介します。
令和2年度予算は厳しい財政状況、人口減少を迎えるなか、従来どおりでは先行きならない状況を少しでも改善する方向性
を出したものとしたいと考えています。
このためには、3項目の基本方針と具体的方針に基づいて、予算編成に臨んでいきたいと思います。
世の中は刻々と変化しており、住民要望も変化しているにも関わらず、行政は従来どおりの仕事にこだわり、いま我々は
この変化に対応できているのでしょうか。
問題解決能力は高く、加えて、問題はどこにあるのか、住民の方が何を望んでいるのかという、問題発見能力をもう一度確認し、
住民に喜んでいただける予算としていきたいと考えます。
昨年の予算編成方針の中でも「自らが求める事業」を掲げましたが、基本は変わらず住民の声を聴きながら、予算編成に取組んでいきたいと考えています。
▼予算編成方針にかかる基本姿勢
(1)地方創生の更なる推進
平成27年に始まった地方創生事業は最終年度を迎え、次期対策を策定することとなりますが、
当初予算編成の基本はこの「第2期 琴浦町まち・ひと・しごと創生総合戦略」であります。
現在、その策定作業に入っていますが、当初予算はまさに総合戦略を反映するものであり、
計画策定と並行して進め、具現化することが重要です。
なかでも問題発見手法として、SDGs(持続可能な開発目標)の考えを取り込みながら、
作業を進めます。
(2)行財政改革
本年度から「琴浦町行財政改革推進本部」を設置して、行政改革プランを策定したうえで、
引き続き改革を進めていくこととします。
「行財政改革」「働き方改革」「機構改革」を令和元年の3つの改革として取り組んできましたが、
2年目を迎えるにあたり、更に深化させ予算化によって具体策を講じます。
(3)自らが求める事業
今年、3月には「公共施設レビュー」、10月には「事業レビュー」を実施して広く住民の
意見を聴取したところでありますが、今、住民が求めていることを当初予算でも「自らの求める仕事(事業)」
とした住民の方の目線の予算とします。
併せて、事務方の事業検証である「オータムレビュー」を念頭に置きながら、11月には10年後の町の姿を話し合う
「ことうら未来カフェ」(テーマ:経済・観光・教育・子育て・健康)で住民の夢を聴き、
実現することを予算に反映し事業化していきます。
多くの町民の声を聴きながら「次世代へ住んで楽しいまち」の実現に向け、問題解決力、コミュニケーション
能力を十分に発揮して、予算編成に取組んでいきたいと思います。
時間は限られていますが、新しいことに取組む叡智を結集した予算編成を組んでまいります。
▼要求にあたって特に留意する事項
(1)「第1次 琴浦町行財政改革プラン」を踏まえた持続可能な財政構造への転換
上記の計画実現に向けて、次の点に留意したPDCAサイクルの徹底及び積極的な
ビルドアンドスクラップを行います。
ア 次の各レビュー後の検討結果を反映します。
「事業レビュー」「オータムレビュー」「公共施設レビュー」