カルチャー

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伯耆稲荷神社
緑の木々の中、巨大な朱色の鳥居が一際目を引く「伯耆稲荷神社」。ギター片手に出迎えてくれたのは宮司の河合鎮徳(かわいやすのり)さんだ


宮司としての使命。

河合さんの宮司としての務めの中で特に熱く語ってくれたのが、慰霊祭「箆津龍宮債(のつりゅうぐうさい)」についてだ。
昭和初期に箆津沖で軍艦同士が衝突し100名以上が犠牲となったとされている「美保関沖事件」。
現在、その犠牲者である兵士たちの慰霊祭を執り行っているそうで「戦いに向けて士気を高めていく最中、突如無念で死ななければならなかった兵士たちを思うと本当に涙がでる」と語る河合さん。
亡くなった犠牲者に敬意を払うとともに、地元で起こったこの痛ましい事件を、人びとに伝えていくことに宮司としての使命を感じると語る。

ギター片手に心を掴む。

河合さんの活動は、宮司としての務めに留まらず、地域の集いなどに講師として呼ばれるなど、多岐にわたる。
人権問題から家庭内の人間関係まで、豊富な人生経験とユーモア溢れる話術で、聞き手の心を掴んでいる。
高校時代かた続けているというギターや歌モノマネも交え、参加者からは好評だ。
自らの人生経験を通じ、「人の心を揺さぶる人権教育」や「生きた社会教育」をやっていきたいと熱く語る河合さん。多方面で異彩を放つ宮司、河合さんから今後も目が離せない。