カルチャー

カルチャー

塩谷定好写真記念館
塩谷 晋さん
地元の有志とともに「NPO法人塩谷定好フォトプロジェクト」設立に関わり、勤めていた会社を退職後は塩谷定好写真記念館で館長を務めている。


世界が認めた芸術写真

記録ではなく絵画のように「観る」写真、芸術写真という分野で日本の草分け的存在として活躍した塩谷定好氏。その作品はヨーロッパ写真界の目に留まり、世界最大級の写真・映像イベントである「フォトキナ写真展」で、最高賞であるフォトキナ栄誉賞に輝いており、国内外で今なお大きな注目を集めている。そんな塩谷定好の芸術作品に触れられるのが、塩谷町にある塩谷定好写真記念館だ。

↑写真家として活躍した塩谷定好氏(1899〜1988)

館長の塩谷晋(しおたにすすむ)さんは、塩谷定好のお孫さん。
平成27年にNPO法人を立ち上げ、塩谷定好芸術を町内外の人々に知ってもらうために尽力している。

↑記念館では、フォトプロジェクトの皆さんが温かく迎えてくれる

後世に語り継ぐ

「記念館にはさまざまな価値観を持つ人が訪れるので、毎日が刺激的です。今後、塩谷定好の作品が古写真となり、浮世絵のように後世に語り継がれるようになることで、記念館を作ったことに意味が出てくるのかなと思います。定好の真の評価が今後どうなっていくのか、とても楽しみです」と塩谷さんは語る。

今後、倉吉市に県立美術館ができ、本物の芸術に触れる機会が多くなることだろう。この機会に地元の偉人、塩谷作品の世界に触れてみるのはいかがだろうか。

↑落ち着いた雰囲気の中、当時の生活の様子や多くの塩谷作品に触れることができる

塩谷定好写真記念館
住所)琴浦町赤碕1568
営業時間)9:00〜16:00(火曜日休館)
TEL)0858-55-0120
入場料)一般  300円(中学生以下無料)/ 団体  200円(15名以上)/ 会員  無料
Web)http://teiko.jp/index.php
facebook)https://www.facebook.com/profile.php?id=100057451241052