氏名 早田 夏実
出身 京都府京都市
移住年 2023年11月
年代 30代
家族構成 夫婦
職業 ネイリスト、扇子デザイナー
琴浦暮らしをはじめるまで
2017年〜2023年7月まで 京都府で6年間 会社員として務める
仕事の傍ら、2021年にネイリスト検定を取得
2023年11月 琴浦町に移住
2024年6月 ネイルサロン「ナツメサロン」をオープン 

なぜ、琴浦町に移住を?

京都で生まれ育ったわたしと、新潟生まれで京都で出会った夫。このまま京都で暮らしていくのかと思っていたら、結婚のタイミングで夫から「京都を出て、海のそばで暮らしたい」と。夫はこれまで海外旅行に行ってもとにかく海基準で場所を選ぶくらい、海がすっごく好きな人なんです。わたしはずっと京都で過ごしてきたので、家族もいるから離れがたいなって葛藤したんですけど…。こんなに海のそばが良いと強くいうのなら、わたしの母の地元が米子で親戚もいるので、米子なら安心かなって。最初は米子に移住しようとしていたのですが、夫の「海のそば」とわたしの「一軒家」という条件では家がなかなか見つからなかったんです。そんな時に、大山町の方が相談に乗ってくださって、今住んでいる一軒家の大家さんと繋げてくださいました。 米子にいる親戚の方も家族も全員、当初の米子に行くっていう時点で驚いていたのに!それが琴浦町になり、さらに驚かせてしまいましたね(笑)

早田さんのナツメサロン かわいいネイルのデザインが並ぶ

早田さんのナツメサロン かわいいネイルのデザインが並ぶ

琴浦町の住み心地はいかがですか?

ご近所さんが気さくで親切な人ばかりなので、そのおかげですごく楽しく暮らせています。京都に住んでいる頃は近所に誰が住んでいるかも分からなかったんですけど、琴浦に移住してからは両隣ともとても仲良くしてもらっていて。片方のお隣さんはお野菜を作られている方なので、いつもお野菜に「毎日暑いけど、大丈夫?」みたいな可愛いお手紙を添えて、玄関先にポンっと置いておいてくれるんです。わたしもお手紙を書いて、お土産と一緒に返すみたいな交流をしています。 もう片方のお隣さんは、我が家がエアコンが少ないのを知って「暑いからそれは危ないよ」って。涼みにいつでも来ていいからって、お家に上げさせてもらったりしています。1時間だけでもお話ししながら涼ませてもらうと、夜寝るときに身体が楽なので助けられていますね。 あと、ある時には夫がお風呂に入ってる途中で給湯器が壊れちゃって!パニックになっていたら、みんなが「どうしたどうした」って直しに来てくれたこともありました。都会だとネットやお金で解決していたようなことが、琴浦では地域の人が助けてくれる。助け合って生きていく、そういうところがすごく心地いいですね。

琴浦町の好きなところは?

旧9号線の街並みが好きです。9号線から海に向けて細い道がたくさんあるんですけど、この日本家屋に挟まれながら1番奥に日本海がパーっと見えるのがなんてステキなんだろうって。いつもいつも感動します。海も毎日違う景色を見せてくれるので写真の撮り甲斐がありますし、面白いなって飽きないですね。休みの日には自宅でお皿にカレーをよそって、そばの海岸で海を眺めながら食べたりもしています。海のそばの生活は贅沢な時間を過ごしているなって、実感が強いですね。

早田さんのナツメサロン かわいいネイルのデザインが並ぶ

若い世代にも愛される あらたな扇子のデザイナーも務める

琴浦町でお気に入りのお店はありますか?

赤碕の「喫茶 旅路」さんが大好きです。コーヒーもお食事も丁寧に作られていて美味しいですし、お店の中に異国の雑貨や絵がたくさん飾られているんですよ。それに店主の奥さんの距離感がすごく丁度良くて、いつも気にかけてくれている感じが心地いいんです。喋らなくてもいい、喋るときは一言二言できる、そんな距離感に心癒してもらっています。 それにお店の隣には旦那さまがされている「かげやま写真スタジオ」さんがあるんですけど、今は珍しい白黒カメラを無料で貸してくれるんです。かかるのは白黒のフィルムと現像代だけ。わたしたちは結婚式を控えているので、その借りたカメラで友達がウエディングフォトを撮ってくれました。その時の写真は額縁に入れて、大切に自宅に飾っています。

これから琴浦町に移住を検討されている方に、一言!

わたしは全然移住するつもりはなかったんですけど、家族で決めて移住をすることになりました。でも今移住してみて、本当にここに住んでよかったなって心の底から思っています。琴浦町は住んでみたら、この土地の魅力がすぐにわかる場所だと思うので、移住となると新たな仕事や生活のことを考えて不安になってしまうかもしれませんが、皆さんがあたたかく受け入れてくれる。気軽な気持ちで来ても大丈夫ですよっていうことを、わたしは伝えたいですね。