| 氏名 | 大廻 慎司 |
|---|---|
| 出身 | 島根県松江市 |
| 移住年 | 2022年10月 |
| 年代 | 40代 |
| 家族構成 | 父親と2人暮らし |
| 職業 | 株式会社 大山竹炭工房 代表 |
琴浦暮らしをはじめるまで
| 1998年～ | 理学療法士として兵庫県神戸市の病院に勤め、リハビリ医療や障がい医療をおこなう。 |
|---|---|
| 2008年～ | 鳥取県日吉津村にJターン。米子市内の病院に勤めながら、竹炭の持つヒーリング効果などの研究を進める。 |
| 2011年1月～ | 大山町の旧光徳小学校跡地及び校舎に大山竹炭工房を法人設立。竹炭窯を活用した「竹炭窯温熱浴」を中心とした、竹炭製品の製造、販売をおこなう。 |
| 2023年10月～ | 琴浦町に工房兼住居を移し、竹炭から生まれたスモーキーフレーバー(くん液)「ebeRandemo(イヴランデモ)」がアーティストにもヒット！ |
現在、琴浦町でどのようなお仕事をされていますか？
理学療法士の経験を活かして、赤碕地区にある自宅に併設されたサロンで、自律神経の調子を整えるクラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)や、身体を緩める整体などの施術をおこなっています。また、身体をじわっと温めることで心身を癒すことのできる竹炭窯温熱浴(※下記画像)のシステム販売や竹炭の特徴を活かした製品の製造、販売をおこなっています。切っても切っても生えてくる、迷惑資源の竹を活用して、みなさんに喜んでもらえる循環づくりをしています。
▼竹炭窯温熱浴とは、窯の上部に人が乗ることができるように設計された特別な竹炭窯。服を着たまま窯の上に寝転がるだけで、じんわりと汗の出る岩盤浴のような遠赤外線の温浴体験をたのしむことができる。実際に寝転ぶときにはすでに火は消えており、窯に残った余熱だけの温度のため、優しい温もりが広がり、安全性も確保されている。そこでできた竹炭はお部屋の消臭や湿気とりなどに最適。
●大山竹炭工房の商品について、詳しくはこちらをご覧ください。
大廻さんは、なぜ、琴浦町に移住を？
これまでの活動拠点が老朽化に伴い、閉ざさなくてはいけなくなってしまったんです。それまでは日吉津村に家をかまえていたのですが、同居する父親からも家庭菜園ができるようなゆったりとした場所で暮らしたいと話がありました。そんなタイミングで友人たちが続々と琴浦町に移住をしていて、楽しそうに暮らしている話をたびたび耳にしていたんですね。もう、これは「仲間に入りたい！」と思い、琴浦町で住居兼工房ができる空き家探しをはじめました。今の住んでいる家も大家さんが知り合いで、ご縁を感じています。
琴浦町での住み心地はいかがですか？
住み心地はとてもいいですね。地域の方々がとてもアットホームで、お花や野菜、作ったおかずをいただくこともあります。「魚のあら煮いる？」なんで、港町ならではですよね。移住してすぐに手作業で草刈りをしていたら「お前、手で抜いてるだか！畑のついでに草刈っちゃいとるわ」って、翌日には機械で刈ってくれたこともありました。これまで暮らしてきた土地ではなかった、地域の方とのコミュニケーションに驚かされることが多いです。
お休みの日はなにをされていますか？
釣りが好きなので、海釣りに行くことが多いですね。今住んでいるところは海が近いので、最高です！この間はクーラーボックスもないままに釣りをはじめたら、さっそく一投目で釣れちゃって。すぐにビニール袋に入れて、近くの友人宅に「釣れたよー！」って持って行ったこともありましたね。
あと神経質で釣るのが難しい黒鯛(通称：チヌ)っていう魚がいるんですけど、お刺身にできるような大きいサイズを釣るのが長年の夢だったんです。それが、いとも簡単に釣れちゃったんですよね。琴浦町に来て、長年の夢がすぐに叶ったんです！琴浦町は海もきれいですし、釣った魚もおいしいのがいいですね。
これからの琴浦町でやってみたいことは？
竹炭窯温熱浴を琴浦町内の色々な場所に作りたいです。竹炭窯温熱浴は服を着たまま、体力がない方や高齢者でも寝ているだけなので、１時間でも２時間でも楽しむことができる。それに電気もガスもいらないんですよ。竹の問題は全国で困っていますよね。竹炭窯温熱浴があることで、竹を切って喜ばれ、焼いて喜ばれる。迷惑資源とされている竹で、こんなにも喜んでもらえる。そんな喜びの循環を琴浦町でも進めていきたいんです。(Ｒ５．９月時点で琴浦町に竹炭窯温熱浴はない)
《これから琴浦町に移住を検討されている方に一言、お願いします！》
琴浦町は移住の制度がとても充実しています。空き家バンクや移住定住の担当の方は移住者に対して、親身に、やわらかい、優しい対応をしてくれます。移住してからも地元の方に紹介してくださり、移住しておわりではなく、移住してからのアフターフォローも丁寧でした。地域の方も人情味溢れる方が多く、フレンドリーですぐに受け入れてくれます。わたしは移住した１年目から「波止の祭り(※70年以上の歴史を持つ琴浦町のお祭り)」の神輿をみなさんと一緒に担がせていただきました。琴浦町には地域に人と人とが交流する文化があり、移住するには入りやすいエリアだと思いました！