氏名 出﨑 隆晟
出身 広島県
移住年 2020年
家族構成 単身
職業 会社員
(赤碕ダイハツ)
琴浦暮らしをはじめるまで
2020年3月 広島県の大学を卒業
2020年4月 赤碕ダイハツに入社

琴浦町との出会いは?

大学は自宅から通える広島の学校に通っていました。アクティブな性格もあり、学生時代は友達とレンタカーを借りて旅行をするのが大好きでした。そんな中で、「普通の旅行じゃ面白くないから変わった車で旅行をしたい!」と、近場で探していた時に出会ったのが、赤碕ダイハツのCOPEN(コペン)というオープンカーだったんです。なかなかオープンカーは乗る機会がないので馴染みがないですし、良いなって。ただ、何よりも決め手になったのはその料金の安さ!地元の広島に比べると4分の1の価格で乗れる事に驚き、大学時代は遊びすぎてお金がないので、格安でオープンカーを借りるために琴浦に行くしかない、と飛びついちゃいました(笑)。これが、初めて琴浦町を訪れた時のことです。

なぜ、琴浦町に移住を?

1度訪れた際に一緒に行った友達が「オープンカーの旅行楽しかったぞ!」と周りの友達に口コミで伝えまわり、ぼくは友達を替えながら3~4回琴浦に借りに来ていると、次第に琴浦町に興味を持ち始めました。琴浦町内の地域活動にも参加させていただき、交流している内に人が良くて温かい町だと感じ始めていたんですよね。 また、その頃は就職活動のタイミングでもあり、県外に興味があったので、琴浦町でゆったり暮らしてみたいと思い、移住を決意しました。1番のきっかけは、人の温かさ、優しさですね。

今もオープンカーは貸し出しているのですか?

今も貸し出し中で、ぼくがレンタカーの担当をさせていただいています。まさか移住のきっかけになったオープンカーの担当を自分がしているってね、感慨深いんですけど。オープンカーに乗るなら春と秋がおすすめです!春は桜が満開の道を走って、秋は紅葉が綺麗な場所が多いので、その下を走るのが凄く気持ちいいんですよ。関西圏や愛知、愛媛からも借りに来て、琴浦町の観光をオープンカーで楽しんでくれるお客様がいるんです。

▼出﨑さんの移住のきっかけとなった赤碕ダイハツのオープンカー、COPEN(コペン)

琴浦町の良いところはどんなところですか?

本当にいっぱいあるんですけど、声を大にして言いたいのは人が温かいです!県内全域かもしれないけど、ぼくは琴浦町が特に、と思っていて。人との距離感が丁度良い町なんですよ。近すぎず、遠すぎず。ご近所さんとの付き合いひとつにしても「野菜がいっばい採れたけぇ、ちょっとあげるわ」とか、体調を崩したら「大丈夫か?」と栄養ドリンクを持ってきてくれたり。町全体として昔から温かい人達が住んできたんだろうなって。家族のように温かい部分もあれば、他人ほど遠すぎない距離感もあって、ぼくにとっては丁度良くて。こたつみたいにポカポカしているんですよね。

琴浦町の環境はどうですか?

水と空気がとにかく綺麗!水道水が飲める地域って結構限られているから、当たり前のようでいてレアなんですよね。浄水器もいらずにそのまま生で飲めるのは、本当に水質がいい証拠。空気が綺麗だと体調管理にもいいし。琴浦町に健康な人が多いイメージがあって、それはこの恵まれた環境によるものが多いんだと思います。さっきの話に戻るんですけど、人が豊かなのは自然が豊かだからなのかなって。

ずばり、出﨑さんならではのイチオシポイントは?

ぼくが推したいのは「空」が綺麗なところ。ぼくは「星取県」じゃなく「空取県」を推したい…って、僕1人が推しているんですけど(笑)。星が綺麗に見えるのは、まずは空が綺麗だという持論があって。海に夕日が沈む景色が見れるのも全国的にもまれで、太平洋側ではまず見られないし、日本海でも条件を満たしていないと見れない。仕事終わりに海に沈む綺麗な夕日を見て、心癒やされる毎日って贅沢だなって思ってて。空がきれいなのは人間の生活を豊かにする上で大切なんじゃないかな。

琴浦町は自然に恵まれていますよね。

きっと自然豊かな環境って、誰もが望んでる部分なんですよ。だけど、ずっと地元に住んでいる方にするとそれは当たり前だから、これが贅沢なこととかすごく恵まれていることになかなか気づきにくい部分があって。そういうのを移住者である自分が、全国どこでもあるわけじゃ無いんですよ、とアピールしていきたいです。

琴浦町に住み始めて驚いたことはありますか?

すごくマニアックかもしれないんですけど、海で手持ち花火が出来ること!都会では公園でも海でも火気厳禁っていう看板が立っているんですけど、「海で花火やっても良いんですか?」と琴浦町の人にはじめおそるおそる聞くと「なんでいけん?(ダメじゃないよ、の意)」と言われて。海だと友達とわいわい花火が出来るのも、全国的に考えたらすごく珍しいポイントなんですよね。悪さする人が少ないから、良い意味で規制も少ないのかなって。 あと町全体が綺麗なんですよ。町内でカラスがゴミを漁っている所を一度も見たことがないです。町民1人1人の町に対する美意識が高いのかなって。ボランティア精神が旺盛な町にも思います。自発的に清掃活動をされている方も多いですし、町のために協力しようとする人たちが多いなっていう部分に驚きましたね。町に対する愛の大きい人が多いのかなって。

《これから琴浦暮らしを始める人へアドバイスをお願いします!》

地方移住って最初はハードルが高いものだと感じるかもしれませんが、琴浦町の場合は地方移住に対して受け入れ体制がすごく充実していると思います。移住アドバイザーの方がいたり、琴浦ポレポレの暮らしっていう移住者に寄り添ってくれる会もあります。そういうところで空き家を借りることについても相談しやすい環境が整っています。「興味があります」って相談したら、誰かがすぐに動いてくれます。地方移住のひとつの選択肢として、琴浦を考えてもらえたら良いなって。琴浦町は宝島社『※田舎暮らしの本(2022年2月号)』の「住みたい田舎」ベストランキングでも全国2位に選ばれていますしね!実際に移住の問い合わせも増えているんですよ。

 

※宝島社「田舎暮らしの本(2022年2月号)」に掲載された「住みたい田舎」ベストランキングとは全国の市町村を対象に移住支援・子育て・医療・就労支援など230項目のアンケートで結果を数値化し、ランキング方式で住みたい田舎を発表したもの。
《全国・中国エリア》
■若者世代・単身者が住みたいまち    2位
■子育て世代が住みたいまち       2位