JR浦安駅の整備に関する説明会を開催しました

2024年4月26日

浦安駅は、建設から90年が経過し、駅舎をはじめホーム施設、跨線橋などの老朽化が進み早急な対策が必要な状態となっています。

JRによる駅舎のシンプル化という流れがある中、協議を重ね、この度浦安駅の整備方針について地元説明会を開催しました。

今後、利用者・町民の方から基本計画を作成するための意見募集を行います。

 

20240326浦安駅説明会資料.pdf(3MB)  浦安駅説明会(結果).pdf(116KB)

日時・場所

 日 時:令和6年3月26日(火) 19時00分~20時15分

 場 所:まなびタウンとうはく 研修室

参 加 者

 地元住民:22名

 町・JR:町:5名、JR2名

経  過

 浦安駅は建設から90年が経過しており、老朽化も進んでいます。

 特に跨線橋は、海風の影響もあり橋全体に錆による腐食が進んでおりJR山陰エリアで最も劣化している状態となっています。

 これまでも修繕を繰り返してきましたが、構造を支える鉄骨部分の腐食が進むなど修繕対応では限界がきており、安全性を確保するため早急な撤去が必要です。

 また、駅舎やホームも建築年数を考えると近い将来に大規模改修や解体工事が必要となりますが、アスベストを含んだ部材が使用されており、多額の対策費用が必要となります。そのため、町がJRから駅舎を譲り受けて活用する方法も検討しましたが、困難であるとの結論に至りました

整備概要

 1)JRにより既存施設(駅舎、跨線橋、ホーム屋根・待合、トイレ)を撤去する。 

 2)駅の南北に出入口を設置し、両側からホームに入れるようにする(北側待合所=町整備、南側改札=JR整備)。

 3)北側待合所は、現在の待合スペース程度の大きさの施設(トイレ付)とし、券売機などのJR設備を設置する。

 4)南側改札は、雨風がしのげる程度の簡易設備とし、駐車場・駐輪場から直接2番ホームに入場できるようにする(運賃は車内支払可能)。

主な意見

 

質問 回答
跨線橋が無くなった場合、ホーム間移動はどうするのか。

現在、2番ホーム利用は4便/日であり、ほぼ1番ホームで完結している。

2番ホームを利用する際は南側から直接入場可能だが、必要な場合は自由通路を利用してもらうこともある。

南側に券売機を設置しないのか。 券売機は北側に設置。南側入り口利用時は車内で運賃支払が可能。
今の駅の規模を残すにはどの程度の利用が必要なのか。

シンプル化の対象が、利用者3,000人/日以下・築60年以上としている。浦安駅の利用は500人/日。

利用状況を考えると現在の規模を残すのは困難。いくつか方法がある中で、現在の待合スペース程度+トイレの規模の施設を設置する方針とした。

駅舎の解体撤去まで必要なのか。撤去は跨線橋のみにして、駅舎は活用できないのか。         

現在の駅舎をJRから引き受けて使うことはコスト的にも難しい。

跨線橋だけでなく駅舎も日々のメンテンナンス費用は年々高額になっており、跨線橋の撤去と合わせて解体する。             

アスベスト対策など現在の駅舎を使えるようにするために、また撤去して新たに建設するためにどの程度費用が必要なのか。

赤碕駅の規模で、初期修繕・安全対策に約23,000千円+その後の修繕費用も必要。またすでに90年が経過していることから、今後10~20年程度で解体が必要となった場合に約18,500千円。解体後に新たな駅舎を建てるのに約30,000千円。合計7~80,000千円程度必要になる。浦安駅は赤碕駅より一回り大きいのでさらに必要となる見込み。

それらを勘案して、JRによる解体の上で町が現在の利用状況を踏まえた大きさの待合所を建てたほうがよいと判断した。

 

意見募集

 学生、公共交通利用者、町民の方から待合所に必要な機能・設備について意見募集を行います。

 いただいたご意見は、新しい駅舎の基本計画作成の参考とさせていただきます(※意見に対する個別回答は行いません)。

 

 募集する意見:「新しい浦安駅でこんな時間を過ごせたらうれしい」

        「新しい浦安駅にこんな機能があったらうれしい」

 募 集 期 間 :令和6年5月1日(水)~31日(金)

 応 募 方 法 :オンラインプラットフォーム Liqlid(リクリッド)への書き込み

        企画政策課へメール、郵送、持参(様式は問いません)

 

  意見募集の詳細については、こちらのページをご覧ください。

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