グルメ

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大石果樹園

琴浦の若手果樹農家、大石陽一郎さん。16品種の梨のほか、リンゴやスモモなどを栽培する、大石果樹園の4代目だ。農家を継ぐ気はなかったが、家族の姿や地元での評判を見聞きするうちに「絶やすのは・・・」と就農を決意した。


未経験から果樹農家の道へ

家業に入るまで農大で1年、園芸試験場で6年を費やし農業を学んだ。
就農してからはトライ&エラーの日々。環境や自然に左右され、四苦八苦しながらもその時の最適解を探っていく。
「旬は人間の都合で決まるものですか?栽培に関しての”こだわり”はありませんが、絶対に”食べ頃”のものを届けることは曲げません」と大石さんは語る。
消費者からすると当たり前に聞こえるかもしてないが、生産者がその意識を持ち、育てられた梨は、品質も味も折り紙つきだ。実際に大石果樹園の梨はリピーターが多く、新規客も増えている。

愛情たっぷりの梨をたくさんの人に

温暖化による栽培への影響が出始めている中でも、今後は特に梨に注力していきたいと現在10品種を新たに作付け中とのこと。
「鳥取といえば梨。ぜひとも贈り物のひとつに。そして、実際に園に来て、見て、触れて、梨のことを一緒に知っていいけたら面白いです」。
優しい笑顔の奥に熱い想いが垣間見える大石さん。話を聞いたあとでたべる梨は、より一層美味に違いない。