カルチャー

苺工房ファームむらかみ
村上 功喜さん
旬のフルーツが存分に楽しめることで人気の「観光農園」。

なかでも、苺狩りは園内に広がる甘い香り、かわいらしい姿、つい笑みがこぼれてしまいそうな甘酸っぱい味わいで世代を問わず愛されている。

そんな苺の収穫体験ができる観光農園が琴浦にある。

誰からも愛される苺
苺工房ファームむらかみを経営している村上功喜さんは、関西の印刷工場で営業として働いていたが、実家を継ぐために帰郷。

知人の勧めで苺の栽培を始め、栽培と販売を行っていたが「他との調和を計りつつ自分独自のやり方を模索しなさい」という営業時代の教訓を元に琴浦町になかった観光農園に行き着いた。

来ていただいたお客様に喜んで欲しいという想いから苺の品質はもちろん、高設栽培で車椅子の人でも楽しめるようにしたり、写真撮影用の看板やパネルを用意したりとお客さんが楽しめる工夫で溢れている。

まるで日常を忘れさせてくれる空間だ。

愛情と努力
村上さんの座右の銘「愛情と努力」。
「苺をとおして関わる人たちと苺への愛情を大切に。そして、栽培面では有機肥料を使用し、ハウス内ではモーツァルトの曲を流し、努力を重ねてきた」。

今までの経験から学んできたことが、今の農園経営に活きている。訪れる人に癒しや非日常的な空間を感じて欲しいと取り組むその人柄が苺のように愛される魅力なのだろう。

苺工房ファームむらかみ
住所）琴浦町竹内３３３
営業）７:００〜１３:３０