令和8年度当初予算編成方針
令和8年度予算編成方針
全国の例に漏れずわが町においても人口減少は深刻さを増しております。令和5年度に84人にまで減った出生数は、令和7年度にはさらに減り51人となる見込みで推移しています。今や町の人口は1万5000人台となり、毎年その減少速度は増してきています。これにより様々な産業において人手不足が常態化し、また産業構造の転換、輸送や生産コストの上昇から企業の生産拠点の集約による撤退も増えつつあります。農地においては好条件であっても耕作放棄地が増え、また宅地においても空き家が増加しつつあります。
全国各地の自治体おいて移住定住施策、二拠点居住などの交流人口施策に重点が置かれていますが、多くの地方においては人口減少に歯止めがかからない状態となっています。
このような状況においてなお、町民の生活を守るためには、あえて変化を起こし、従来のやり方にとらわれない新たなチャレンジを進め、また応援していく必要があります。町民に喜ばれ、幸せに生活していけるまち、また何かが始まる、何かを始められるまち、可能性に挑戦する人を応援し他地域の方々に選ばれるまちを目指し、大胆かつ丁寧な施策を推進します。
琴浦町長 福本まり子
基本方針
(1)人を大切に
(ア)子どもから高齢者まで、ゆったりと居心地のいいまちを目指していきます。結婚妊娠から出産、子育て世代の包括的支援を進めます。さらに子ども
の居場所づくり、住環境の確保を進めていきます。
(イ)活き活きと活躍でき、誰もが快適に、幸せに、安心して生活できる地域を目指し、高齢者の健康維持、介護予防、居場所づくりなど生活上の困難を
解消するための支援施策を進めます。また、生活困窮者への支援、子どもの貧困対策など、誰一人として取り残さないためのセーフティネットの充
実を進めます。
(ウ)女性の活躍できる環境の構築、女性のリーダーシップが発揮しやすいまちを目指します。さらに移住者や外国人など、多様性を認め合い地域で支え
合う絆を深めるまちを目指します。
(エ)未来を担う子どもたちの成長と生活、学びを保障し、可能性を伸ばす機会を提供していきます。さらに将来に向けた学習環境のあり方について検討
を始めていきます。施設だけでなく、文化芸術やスポーツなど子どもたちの可能性を伸ばす支援、さらにふるさととの絆を深め大切にできる教育を
進めていきます。
(2)地域の輪を広げる
(ア)人口が減少する現状においても、持続可能な地域コミュニティを維持するため、空き家の活用やボランティアイベントの実施など、人と人が触れ合
う実体験を大切にしていきます。
(イ)相次ぐ災害の発生、さらに激甚化する災害に備え、人命と財産を守るためのインフラの維持・整備、さらにソフト事業の充実を図り、災害に強いま
ちづくりを進めます。
(ウ)増え続ける空き家の除却だけでなく、利活用と移住定住施策の展開、二地域居住の取組をはじめ、交流人口の増加を図り、まちの活気を維持してい
きます。さらに異文化との交流を深め、まちの賑わい創出を図り、何かが始まる楽しいまちを目指します。
(エ)公共交通や買い物などの生活環境について、利用者ニーズを的確に把握し、ライドシェアや共助交通のほか、自動運転やドローン技術などの先進的
な取組の導入を検討します。
(3)輝く産業、経済の強化
(ア)農林水産業の担い手確保、耕作面積の拡大や作業効率の向上、加工等の高付加価値化など所得の向上施策を進めます。さらにその特産品のブランド
力を高め、魅力を広く伝える広報を展開し、町の魅力とともに全国に伝えていきます。
(イ)産業構造の変化や地域社会、経済情勢の変化により、特に国道9号沿いにおいて事業者の撤退が続いています。町民の雇用を確保し、まちの賑わい
を取り戻すため産業の誘致に取組みます。
(ウ)町民の雇用、まちの賑わいを支える商工業の維持、発展のため、新たなチャレンジをする方々への支援施策を進めます。
(4)壊さない環境、活かす施設
(ア)カーボンニュートラルなまち、持続可能なまちづくりを目指し、地域資源の循環と再生可能エネルギーの活用を進めます。さらにこれを切り口に地
域課題の解決を図り、地域の絆を深めることで、地域の防災力の向上を図っていきます。
(イ)急速な人口減少に対応し、持続可能なまちとしていくため「琴浦町公共施設総合管理計画」の見直しを行い、今後の公有地、公有施設の改修及び整
理を含めた、有効利用やあり方の検討を進めます。
▼令和8年度予算編成方針
令和8年度予算編成方針(町長から職員に向け).pdf(157KB)