子宮頸がん予防ワクチンのお知らせ
接種対象者とその保護者の方は、ワクチン接種の効果や副反応について理解され、接種の判断をされるようお願いします。
子宮頸がん予防ワクチンの接種を希望される方は、厚生労働省のホームページを必ずご覧ください。
●●●HPV(ヒトパピローマウイルス)感染と子宮頸がん●●●
子宮頸がんの発症にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。
HPVに感染しても多くの場合、ウイルスは自然に消失されますが、一部のHPVが数年から十数年間という長期にわたり感染することで
前がん病変(がんになる手前の状態)を経て子宮頸がんを発症すると考えられています。
子宮頸がんは子宮の入り口(頸部)にできるがんで、ほとんどがHPVの感染が原因で発症することが分かっており、
HPV16,18型が50~70%、HPV31,33,45,52,58型を含めると80~90%を占めます。
また、日本では毎年約11,000人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。
患者さんは20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、
1年間に約1,000人います。
●●●定期接種の対象者●●●
定期接種の対象者は小学校6年生(12歳となる日に属する年度の4月1日)から高校1年生相当(16歳となる日の属する年度の3月31日)
までの女の子が対象となります。
なお、接種する時に必要となる接種券と予診票は標準的な接種期間である13歳となる日の属する年度の4月に郵送します。
小学校6年生相当(平成25年4月2日~平成26年4月1日生まれ) 接種期限:令和12年3月31日
中学校1年生相当(平成24年4月2日~平成25年4月1日生まれ) 接種期限:令和11年3月31日
中学校2年生相当(平成23年4月2日~平成24年4月1日生まれ) 接種期限:令和10年3月31日
中学校3年生相当(平成22年4月2日~平成23年4月1日生まれ) 接種期限:令和9年3月31日
高校1年生相当(平成21年4月2日~平成22年4月1日生まれ) 接種期限:令和8年3月31日
●●●経過措置の対象者●●●
令和6年の夏以降に子宮頸がん予防ワクチンの接種者が急増して一時的に接種できない状況が起こったため、次の1、2の要件に
該当される方は残りの回数分のワクチン接種を公費負担で接種できるように令和8年3月31日まで経過措置がとられます。
1 平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれまでの女性
2 令和4年4月1日~令和7年3月31日の期間に子宮頸がん予防ワクチンを1回以上接種されている方
●●●ワクチンの種類●●●
子宮頸がんワクチンは、「サーバリックス」、「ガーダシル」、「シルガード9」の三種類があります。
ワクチンの種類は、接種開始以後は原則同じ種類のワクチンで実施します。
サーバリックス(2価)
効果:HPV16,18型の感染とそれによる子宮頚部異形成を予防
接種間隔:標準的には、初回接種後1か月あけて2回目、1回目から6か月以上あけて3回目(全3回)
ガーダシル(4価)
効果:HPV16,18型の感染とそれによる子宮頚部異形成を予防・HPV6,11型の感染とそれによる尖圭コンジローマを予防
接種間隔:標準的には、初回接種後2か月あけて2回目、1回目から6か月以上あけて3回目(全3回)
シルガード9(9価) ※令和5年4月1日から定期接種導入
効果:HPV16,18,31,33,45,52,58型の感染とそれによる子宮頚部異形成を予防・HPV6,11型の感染とそれによる尖圭コンジローマを予防
接種間隔:
・1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合
標準的には、初回接種後6か月あけて2回目(全2回)
※初回接種から2回目の接種間隔が5か月未満である場合は3回目の接種が必要
・1回目の接種を15歳になってから受ける場合
標準的には、初回接種後2か月あけて2回目、1回目から6か月以上あけて3回目(全3回)
※子宮頸がん予防ワクチンは子宮頸がんの原因となるすべてのヒトパピローマウイルスに対応するものではありません。
ワクチン接種では子宮頸がんの発症を100%防ぐことができません。
このため20歳以降は定期的にがん検診を受けることが大切です。
●●●接種の受け方と接種時の注意●●●
定期予防接種協力医療機関(子宮頸がん予防ワクチン)に事前に連絡し、次のものを提出して接種を行います。
・母子健康手帳(過去の接種情報が分かるもの)
・子宮頸がん予防ワクチン予診票
・子宮頸がん予防接種券
※協力医療機関以外での接種を希望される場合は必ず御相談ください。
●●●ワクチン接種後の注意●●●
ワクチン接種後は注射した部分が腫れたり痛むことがあります。また、接種後に失神など副反応が現れることがありますので、
接種後30分程度は接種した医療機関で観察するなど安静にしましょう。
当日は激しい運動を避け、接種部位に異常な反応や体調の変化があった場合は速やかに医師の診察を受けましょう。