年頭ご挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
令和4年寅年は、どのような年になるでしょうか。最大の課題は、新型コロナウイルス感染症の収束が望まれるなか、経済活動を含めた新たな生活様式は、どのように進めていくのかということです。
従来どおりの生活、仕事の進め方は困難であることは明白ですが、人と人との接触を避けることで、地域のコミュニケーションが途切れ、社会崩壊につながるのではないか心配です。合わせて、行政においても今までの仕事の進め方が出来にくくなり、人の接触を少なくするためにデジタル化が求められているところでもあります。
琴浦町では無作為に抽出した町民の方の参加により、「公共施設レビュー」「事業レビュー」「自分ごと化会議」など、地域のことを生活の一部として評価いただく会を開催しました。
この会は、事前に必要な情報を提供することで職員の問題整理を図ること、事前情報で公平・客観的判断材料として町民から評価いただくことを目的にした会です。最終的には出された結論が、どのように具体化、明確化して行政に反映するかが問われています。
令和4年のミッションはこの具体化であり、コロナ後の行政は町民と一体になった業務を進めることが、町の発展につなげる方策と考えます。
最後に職員に対して訓示した中で、「主体的に仕事を進めるよう」に話したところです。これは先ず自らが問題を発見し、自らが考えることを端緒として、仕事を自分事化することでワクワクする仕事を求めたものです。
レビューを材料として発案した仕事は、人材育成として必要なことと考えて年頭の挨拶としました。
この一年難しいことが多く予想されますが、健康と多幸な充実した一年になることを期待します。
琴浦町長 小松弘明