令和2年度 予算編成方針について

2019年11月5日

 

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 令和 2 年度予算は厳しい財政状況、人口減少を迎えるなか、従来どおりでは先行きならない状況を、少しでも改善する方向性を出したものとしたいと考えています。このためには、次の3項目を基本方針として、予算編成に臨んでいきたいと思います。

   

 世の中は刻々と変化しており、住民要望も変化しているにも関わらず、行政は従来どおりの仕事にこだわっています。いま我々はこの変化に対応できているのでしょうか。問題解決能力を高く、加えて問題はどこにあるのか、住民の方が何を望んでいるのかという、問題発見能力をもう一度確認し、住民の方に協力していただける予算としていきたいと考えます。 

 

  昨年の予算方針の中でも「自らが求める事業」を掲げましたが、基本は変わらず住民の方の声を聴きながら、予算編成に取組んでいきたいと考えています。

 

 

  

 1地方創生の更なる推進

 

平成27年に始まった地方創生事業は最終年度を迎え、次期対策を策定することとなります。当初予算編成の基本はこの「第2期 琴浦町まち・ひと・しごと創生総合戦略」(事業期間令和2年から令和6)であります。現在、その策定作業に入っていますが、当初予算はまさに総合戦略を反映するものであり、計画策定と並行して進め、具現化することが重要であります。 

 なかでも問題発見手法として、SDGs(持続可能な開発目標)の考えを取り込みながら、作業を進めることとします。

 

 

    2行財政改革

 

 本年度から「琴浦町行財政改革推進本部」を設置して、行政改革プランを策定したうえで、引き続き改革を進めていくこととします。「行財政改革」「働き方改革」「機構改革」を令和元年の3つの改革として取り組んできましたが、2年目を迎えるにあたり、更に深化させ具体策を講じたいと思います。


 

  3住民の意見を聴く

 

 今年、3月には「公共施設レビュー」、10月には「事業レビュー」を実施して広く住民の方の意見を聴取したところでありますが、今、住民の方が求めていることを当初予算でも「自らの求める仕事(事業)」とした住民目線の予算としたいと思います。

 併せて、事務方の事業検証である「オータムレビュー」を念頭に置きながら、11月には10年後の町の姿を話し合う「ことうら未来カフェ」(テーマ:経済・観光・教育子育て・健康)で住民の方の夢を聴き、実現することを予算・事業化していきます。 多くの町民の方の声を聴きながら「次世代へ住んで楽しいまち」の実現に向け、問題解決力、コミュニケーション能力を十分に発揮して予算編成に取組んでいきたいと思います。時間は限られていますが、新しいことに取組む叡智を結集した予算編成に努めます。