平成30年度 琴浦町公共施設レビュー

2020年3月17日

 ◆ 公共施設レビューの町民評価に対する取組内容(R1年度末の報告)【NEW】  


 公共施設レビューにて町民評価員の評価を受け、町では、行財政改革アクションプランの「重点取組事項」に位置付けて改善に向けた取り組みを行います。

 毎年度、取組結果を整理し、行財政改革推進委員会へ報告するとともに、その取り組み内容の評価いただくこととします。

 令和元年度の取り組み内容について、取りまとめましたので報告します。

  平成30年度公共施設レビュー対応方針【行財政改革アクションプラン-抜粋】.pdf(100KB)

 

 


 

公共施設レビューを3/16(土)、3/17(日)の二日間にわたり、まなびタウンとうはくにて開催しました。

 

施設担当課からの施設の概要説明、審議員(外部有識者)の意見などを聞いて公共施設のあり方に対して、町民評価員よりご意見をいただきました。

 

なお、町民評価員の皆様におかれましては、ご参加いただき誠にありがとうございました。

 

◇開催状況

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◇評価結果

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 ※(3)については、(3-1)~(3-3)までの複数の選択回答を可能としています。

 

◇評価の基準 

   評価区分    判断する際の目安
(1)
譲渡・売却、廃止・凍結
地域(自治会等)へ移管する。/民間団体・企業へ譲渡・売却する。/施設を廃止・凍結する。など
(2)
国・県・広域
国・県・広域が管理・運営する。など
(3)
琴浦町(要改善)
 
(3-1)
施設数の減少・配置の見直し
施設の数を少なくする。/配置を見直す。/統廃合する。 など
(3-2)
施設の管理運営・活用の見直し
指定管理者制度、民間委託を導入する。/運営内容(事業等)の改善を行う。/受益者負担の適正化を図る。/複合化、他用途への転用を行う。/未利用スペース・時間の利活用拡大を行う。/借地料の見直しをする。 など
(3-3)
その他の見直し
 
(4)
琴浦町
(現行通り・施設の増加・増築・建替え)
大幅な見直しは必要ない。現状では見直しが困難である。施設を増やす。建替えを行う。など

 

◇評価結果(ご意見)及びアンケート結果

平成30年度琴浦町公共施設レビュー評価結果及び意見一覧.pdf(338KB)

評価員アンケート結果.pdf(184KB)

傍聴者アンケート結果.pdf(91KB)

 

 

◇町民評価員、審議員の意見(一部)
○共通
・量を減らして質を高めることが必要
・税金負担が大きい(収支差が大)
・利用料の見直しが必要
・指定管理者制度などの民間委託
・町外者にも利用してもらう
・インターネットでの予約などができる仕組みが必要

 

(1)総合公園(東伯・赤碕)
・鳥取県の中央にあるという「地の利」を活かし、町外からの利用を促進(利用料の増収)
・「あるから活用」、「維持費はなるべく安く」ではなく、「戦略的にどう位置付け、どう使うか」
・重複する施設を統合して、残す施設を充実させる
・サッカー場は、通年利用可能な芝にする(現在、年間5ヶ月しか利用できない)
・利用者などによる草刈り等のイベントを検討

 

(2)生涯学習センター
・センター長は、利用・機能・満足度の向上のために現場で陣頭指揮を執れる者が行うべき
・指定管理者制度の導入も視野
・まちづくりと関連付けて近隣の店舗などとの連携が必要
・図書館の蔵書は、まんべんなくそろえるのではなく、どこかに注力した戦略性をもつことが不可欠
・図書館は、非常勤(非正職)中心の運営でよいか再検討
・駅との直結、鳥取県の中心という「地の利」を活かすべき
・利用の少ない部屋の見直し
・学校帰りの自習・学習の場としての機能を充実させる

 

(3)カウベルホール
・活用されるための取り組みを行い、変わらなければ閉鎖を検討
・現状では、使っていない人たちの税負担があまりにも大きい
・どんな価値をどのような形で町民に広げていこうとするのかを示す必要がある
・ホールの響きが良いというだけでは説明が不十分
・他の自治体のホール又は、他の施設を代用(町外を含む)
・文化活動を活発化し、活用
・町としての文化芸術の振興ビジョンが必要 


(4)一向平キャンプ場
・キャンプ場としては、近隣に勝てないのでは
・1件あたりの利用に対する税金の金額は大きい
・テントサイト数(66サイト)の見直し
・指定管理業務の見直し
・他の観光地などと連携
・民間の方が、利用方法、PRなどのノウハウがある。

 

(5)道の駅
・ポート赤碕、物産館ことうらのそれぞれの品揃えの見直し
・ポート赤碕の管理(三セク)のあり方を見直す
・ポート赤碕は、「道の駅」という看板を返却して、物産館機能は残す(維持費削減)
・売上げが高いため、毎年の維持管理経費を町が税金で負担し続ける必要があるのか

 

◇アンケート結果の一部

 (1)町民評価員をやってみた感想

 

(2)今後も継続して公共施設レビューを実施した方が良いか

 

(3)今後、町の無作為抽出により選ばれた場合は、協力するか

 

■町民評価員のアンケートに添えられたご意見
・税の使い方をしっかり考えていただきたい。
・今回の意見が反映され、本当に改革に向かっていくのなら、すばらしいことだと思います。
・他のこともレビューしてもらいたい。
・今までなぜこのようなことをされていなかったのでしょうか?ますます良くなるよう、町民から意見を引き出していただきたいものです。
・行政目線も必要であるが、民間目線の意見が聞けるレビューは、琴浦町の発展に繋がると感じた。
・担当課だけで評価すべきではないということを強く感じた(評価があまりにも甘すぎる)
・自分の仕事にも繋がる所があって刺激になりました。
・「他人ごとではなく自分ごと」と真に思いました。
・自分たちの意見を伝えられて琴浦町の職員の方々とともに考えていく機会をこれからもつくっていただきたい。
・今回だけでなく、もっと町民を巻き込んでほしいです。
・施設担当課の準備不足なところがあったので、改善してほしいです。

 

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◆開催日 平成31年 3月16日(土)  9時30分~

                 3月17日(日) 10時00分~

 

◆場所 まなびタウンとうはく4階 多目的ホール

 

◆日程 

    ▼3月16日(土) 

   ◆当日資料  テーマ説明(7MB)  資料(10MB)

      9:00~        受付開始

    9:30~10:00   開会、概要説明など

   10:00~12:00 ①総合公園

   12:00~13:00 昼休憩

   13:00~15:00 ②生涯学習センター

   15:10~16:40 ③カウベルホール

   16:45~17:00 講評、閉会   

 

  ▼3月17日(日)

    ◆当日資料  テーマ説明(3MB)  資料(4MB)

    9:30~       受付開始

     10:00~10:30  開会、概要説明など

   10:30~12:30  ①一向平キャンプ場

   12:30~13:30  昼休憩

   13:30~15:30  ②道の駅

   15:35~16:00  講評、閉会

 

◆コーディネーター 

伊藤 伸(いとう しん)

    (一社)構想日本 総括ディレクター、元内閣府行政刷新会議事務局参事官

 

◆審議員(外部有識者)

 ▼1日目

   ・福嶋 浩彦(ふくしま ひろひこ)  中央学院大学教授、元消費者庁長官、元我孫子市長

   ・熊谷 哲(くまがい さとる)     (公財)笹川スポーツ財団研究主幹/福知山市特別参与

   ・宮谷 卓志(みやたに たかし)   鳥取市 総務部 総務調整局 財産経営課 施設経営係長

 ▼2日目

   ・福嶋 浩彦(ふくしま ひろひこ)   中央学院大学教授、元消費者庁長官、元我孫子市長 

   ・三宅 香織(みやけ かおり)    倉敷市 教育委員会 学校教育部 副参事(保健体育課長兼務)

   ・森本 健次(もりもと けんじ)     株式会社南山城 代表取締役社長

 

◆事業紹介

   全国的に人口減少・高齢化及び厳しい財政状況が見込まれる中、共施設の老朽化などは、大きな課題となっています。

   公共施設総合管理計画に基づき公共施設の統廃合、複合化などが不可欠な状況の中、その具体的な施設毎の統廃合、複合化などの計画である個別施設計画を策定するにあたり、利用者の意見も当然ながら 納税者である町民の意見を広く聴き、個別施設計画への反映を行うことを目的に公共施設レビューを実施します。

   公共施設レビューの実施にあたり「町民評価員」の決定にあっては、従来の「充て職方式」や「公募方式」と異なる「無作為抽出方式」を採用しました。

 本方式の採用は、鳥取県内でも初めての取り組みで、従来の公募方式などとは異なる町民の意見が期待されています。

    公共施設レビュー当日は、各施設の利用状況などを確認し、外部有識者などの意見などもいただき、施設の統廃合などのみならず、その活用方法や管理方法などについても意見をいただきます。

お問い合わせ

総務課
電話:0858-52-2111