橋梁点検結果の公表について
1.橋梁点検を実施する背景
わが国では昭和30年代後半からの高度経済成長期に橋梁を含む道路構造物等が集中的に整備されたため、今後、それらが急速に高齢化し、10年後には建設後50年を経過する橋梁が4割以上になると見込まれています。
平成24年12月2日には中央自動車道笹子トンネルで老朽化により天井板が崩落し、第三者被害を伴う痛ましい事故が発生しています。
このような状況の中で平成26年4月14日に『道路の老朽化対策の本格実施に関する提言』がなされ、道路管理者の義務を明確化し、『メンテナンスサイクルを確定』『メンテナンスサイクルを回す仕組みを構築』とする二本柱で本格的なメンテナンスを始動すべきであるとされました。
平成26年7月1日に定期点検に関する省令・告示が施行され、道路管理者による橋梁等の点検が義務化されたことに伴い、琴浦町では平成26年度より、法令に基づく定期点検を実施しています。
2.橋梁点検の範囲
町が管理する道路法の道路で、橋長2.0m以上の橋や高架に対して、5年に1回の頻度を基本とした近接目視による点検を実施します。
※必要に応じて触診や打音等の検査を併用
3.橋梁点検の診断
橋梁点検は、橋梁の状態を把握及び診断し、橋梁に必要な措置を特定するために情報を得るためのものであり、その結果については、部材単位ごと、橋梁ごとに統一的な区分に基づいて健全性の診断を行うとされています。
【健全性の判定区分】
区分 | 状態 | |
I | 健全 | 構造物の機能に支障が生じていない状態 |
II | 予防保全段階 | 構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態 |
III | 早期措置段階 | 構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態 |
IV | 緊急措置段階 | 構造物の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態 |
4.橋梁点検の結果公表
平成26年度点検実施分(国土交通省道路メンテナンス年報にて公表)
平成27年度点検実施分(国土交通省道路メンテナンス年報にて公表)
平成28年度点検実施分.pdf(67KB) 公表日:平成29年3月27日
平成29年度点検実施分.pdf(34KB) 公表日:平成30年3月30日
令和元年度点検実施分.pdf(75KB) 公表日:令和3年3月25日
令和2年度点検実施分.pdf(36KB) 公表日:令和3年3月25日
令和3年度点検実施分.pdf(48KB) 公表日:令和4年6月1日
令和4年度点検実施分.pdf(33KB) 公表日:令和5年3月23日
令和5年度点検実施分.pdf(79KB) 公表日:令和6年3月29日
令和5年度より三巡目の点検を開始。
町道認定等により、管理橋梁数166橋から168橋(うち横断歩道橋3橋)に変更。
5.橋梁の修繕等対応について
橋梁点検の結果、琴浦町公共施設等総合管理計画、琴浦町橋梁長寿命化計画を基に橋梁の修繕等を順次行います。