湯冷め知らずのバスウォーム
ネイチャー
迷惑資源の竹を使って
日本で深刻化している竹の放置問題。
切っても切っても生えてくるため整備が追いつかず、放置され、
周囲に広がっていくことで地域の大きな問題となっている。
そんな迷惑資源である竹を「有効活用したい、地域の問題の解決の糸口になれば」
という想いから、竹炭に着目し、製品の開発を進めてきたのは、
赤碕地区に住居兼作業場を設ける、大山竹炭工房の大廻慎司(おおさこ しんじ)さん。
「迷惑資源の竹を活用して、喜びの循環づくりをしたいんです。」
笑顔を浮かべながら、そう語る。
竹炭をよく見てみると、小さな穴が無数に開いている。
この小さな穴が湿気や悪臭の原因になる物質を吸収してくれるため、
部屋の温度を調整してくれたり、嫌な匂いを消してくれたりと、
さまざまな利点がある。
そのような竹炭の特徴を活かした製品は、
工房の他にも道の駅やオンラインストアで購入できる。
↑2年前に琴浦町に移住された大廻さん。
町内にはまだない竹炭温浴窯を
いろいろなところにつくることが目標だそう。
湯冷め知らずのバスウォーム
そんな大廻さんのイチオシ商品は、竹酢液から生まれたバスウォーム。
竹酢液は、竹を炭にするときに出る煙が冷却されてとれるもので、
余分なタール分などは独自の精製方法でしっかり取り除いてあるため安心だ。
このバスウォームをキャップ1杯分お風呂に入れると、
お湯がやわらかくなり、肌馴染みがよくなる。
また、湯冷めしにくいため、入浴した後もポカポカ感が感じられる。
そしてなんといってもその香り。
竹酢液特有のスモーキーな香りで、一度試すと癖になること間違いなし。
湯冷め知らずで、香りまで楽しめる、他とは一風変わったこのバスウォーム。
これからの寒い季節のバスタイムを、ワンランク上の心地よい時間に変えてくれることだろう。
ぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
大山竹炭工房
住所)琴浦町赤碕229-3
電話)050-3635-8939
Web)https://daisentakezumi.net
Instagram)https://www.instagram.com/daisentakezumi/