令和3年度を迎えて

2021年4月9日

 

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※役場横の桜

 4月に入り新年度が始まりましたが、役場にも新入職員が9名入庁し、9日には町内小学校155人、中学校139人の新入生を迎えることが出来ました。本来でしたら、学校設置者として新入生に挨拶をするところ、今年はコロナ禍のため、ビデオメッセージにしました。
 特に小学校1年生には、「挨拶」「返事(ハイ)」「靴を揃える(腰骨を立てる)」の3つを約束をしました。これは教育者森信三氏が提言されたものですが、社会人にも共通する基本的なことだと思います。朝起きた時の挨拶、物事を言われた時の素直な返事は、よく言われることですが、「腰骨を立てる」とは、ものを教わる基本姿勢だと理解しています。授業を受けるには集中力が必要ですが、先生が話をされるとき、姿勢を正し教えを乞う礼儀とも考えます。
 「初心忘れるべからず」と言いますが、何事にも当初聞いたことは、その後の人生に大きな影響を与え、大げさに言えば人生の原点と考え、子どもたちに伝えました。
森先生は「教育とは人生の生き方のタネ蒔きなり」とも言われ、あいさつは中々難しいものとも思いながら、今回コラムを書きました。 

 

琴浦町長 小松弘明