熱中小学校開校

2018年10月30日

 

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 10月27日にいよいよ中国地方初の「熱中小学校」が開校しました。全国で12番目のスタートとなりました。大人の社会塾として、今後百人の生徒が発展・進化し、各生徒の体験、経験などこれまでに蓄積された多くの叡智が開花されることを期待しています。

 

 第一期は行政主体で運営していますが、今後は生徒会活動によってあたらしい「とっとり琴浦熱中小学校」を創ってほしいと思います。このことが本来の地方創生につながると考えています。

 

 初日の講義は竹歳 誠校長の講演でしたが、最も印象に残った開校のはなむけの言葉は内村鑑三氏の「後世への最大遺物」のお話でした。

 

 明治27年に内村鑑三氏が講演した、後世への最大遺物に何を遺すか。「第一に実業で儲けたお金」「第二に事業」「第三に思想・書物」と言っています。なかでも最大遺物は、「勇ましい高尚なる生涯」ということを紹介されました。

 内村鑑三氏は、「われわれは後世に遺すものは何もなくとも、われわれは後世の人にこれぞという覚えられるべきものは何もなくとも、あの人はこの世の中に生きているあいだは真面目な生涯を送った人であるといわれるだけのことを、後世の人に遺したいと思います。」と講演を締めくくっています。

 

 学ぶことの訓示として、校長先生から頂いた言葉を理解しながら、学校が発展していくことを期待しています。