グルメ

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金田屋 かねちく
金田 浩和さん
昭和初期から続く、老舗練り物屋の4代目。ユニークな商品開発が話題で、メディアにも多数取り上げられている。


赤碕の下町でひときわ異彩を放つお店がある。
老舗練り物店「金田屋かねちく」。昭和初期の創業時は鮮魚店を営んでいたが、売れ残った魚の活用のため、ちくわやお魚コロッケなどの練り物商品を販売したのがルーツのお店だ。

アイデアの中に光るこだわり

4代目社長の金田浩和さんは、高校を卒業してからお店を手伝うようになり、しばらくして後を継いだ。30歳まではそれを悩んだこともあったそうだ。しかし「どうせやるなら自分が楽しいと思うことをやって商売をしよう」と心機一転。素材にこだわり、伝統製法を重んじる一方で、先代や他にはない新しさを取り入れるなど、独自のスタイルを築き上げてきた。

金田社長の商品開発には余念がない。
大切にしていることは「時代のニーズを取り入れること」。そして何より「自分が食べたいものであること」。発売前には徹底的な試食を実施し、そこで出た意見を反映させ、幅広い年齢層に愛される商品を目指す。しかし、最後の最後は自分の物差しで決める、これだけは譲れないんだとか。

熱い想いを練り込んで

店内の小さな看板には、「おいしく たのしく おもしろく」の文字が刻まれている。これこそが金田社長のモットー。自分自身の楽しさとお客さんの喜びを追求し続ける熱い想いは、かねちく商品の1つ1つにぎゅっと練り込まれているのだ。


金田屋 かねちく
住所)琴浦町赤碕1230
電話)0858-55-0251
営業日)年中無休 9:00〜17:00 ※年始を除く
Web)https://kanechiku.com