ありがちなミスをおかしがちな男、根本正が彼女・原山敏江の両親に挨拶する日がついに来た!・・・はずだった。 鳥取県琴浦町にある「じゃない方の、浦安」駅からはじまる小さな ラブストーリー。オリジナルソングとともに〝きっと君も気に入る″。
根本 正:センチメンタル岡田/センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンドのボーカル&ピアノ。バンドの全曲作詞作曲している。イラストや漫画も執筆。
センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンドの公式サイト
原山 敏江:工藤 礼子/センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンドのMV出演をきっかけに、本作品にも出演。クランクアップ直後、鳥取に移り住むことに。「原山敏江の高校時代
じゃない方じゃ、ないかも。心の裏に響いたコトバをたよりに、彼女との暮らしを想い描き、根本は再び琴浦にいる原山を訪ねる! ・・・はずだった。偶然出会った移住者や、ちくわ屋。彼女との暮らしを 妄想する中、ここ琴浦じゃないと、という確信が芽生える。 そしてその瞬間、奇跡は起こる!
移住してきた夫婦(夫):加藤 渓/センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンドのベース。 MVの監督・脚本もしている。
「Seaside Suicide feat.GOMESS」
移住してきた夫婦(妻):高橋 絵美/シンガー。がんばれ根本くんバンドの新譜『Seaside Suicide』のアルバムポートレートを飾る。
久しぶりに地元で過ごす原山の休暇がもうすぐ終わろうとしている。到着したはずの根本と連絡がつかないことを、いつものこととして 済ませる・・・わけには今回はいかない。根本を探して懐かしい町を 歩く中、改めて気づくコトウラへの想い。いつかまた帰ろう、ではなく、 今この町で。
ちくわ屋:伊藤 幸祐/センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンドのドラム。今回の劇中ではキーパーソン的な役を熱演。短歌&コラム
『伊藤幸祐のおれもいつかは』配信中。
我々センチメンタル岡田とがんばれ根本くんバンドは、『がんばれ根本くん!』という物語を軸に活動している。その物語の中に、原山敏江という鳥取県出身のキャラクターがいて、以前そのキャラのテーマソングである『原山敏江の高校時代』という曲を作った。原山の出身地という設定の鳥取県東伯郡琴浦町を1日かけて取材。それを歌詞にし、琴浦町で撮影したMVをYoutubeにUPしていた。
そしてそれから1年後。とんでもないことが起きた。東京在住の琴浦町出身者で、そのMVを観てライブに足を運んでくれた方が、地元の仲間と協力して「原山敏江」を主人公にした琴浦町PR映像を企画。なんとそれが町のコンペに通ってしまったのである。
というわけで、私たちは琴浦町と正式にコラボして作品作りをすることになった。2015年末から2016年初頭にかけて、脚本と楽曲の制作を進め、2016年2月に鳥取県琴浦町で現地ロケを行った。2月の鳥取は西日本なのに日本海側なので豪雪地帯であり、キャストとスタッフは極寒の中撮影に臨んだ。
ロケ初日は1日豪雨で、天気予報でもずっと雨だったため屋外での撮影が危ぶまれたが、翌日も、その次の日も奇跡的に晴れ渡った。琴浦町特有の美しい景色が青空に映え、撮影は素晴らしい出来だった。私は長野出身で、東京で原山敏江に出会い、原山の地元鳥取に惹かれ移住する『根本正』役を演じさせていただいた。3日間の撮影は、とても楽しく忘れられない思い出になった。以前からMVで演技はしていたが、3日間俳優として仕事をさせてもらうのは初めてで貴重な体験となった。ライフスタイル角田監督の演技指導も的確で、そして映像も楽曲も素晴らしいものになった。ぜひみなさんにご覧いただきたい!