9東伯中3年 福ふく井い 梨り乃のさん●全国の中学生と交流して 私の班には九州と関東の人がいましたが、その地域のエコ活動や気候に合わせた取り組みなどを知ることができました。また、休憩時間には方言当てクイズをしたり自分の県の魅力を語り合ったりして、すぐに打ち解け、県外のさまざまな人と意見を共有しあう、貴重な経験ができました。●プログラムを通じて未来へ活かしたいこと 私は、より良い未来に向けた一番明確な目標であるSDGsに世界全体が取り組む必要があると思いました。多くの人がまずはSDGsについてよく知り、自分には何ができるかを考え、関心を持つことで目標の達成に近づいていけると思います。何より大切なのが、そこからお互いの意見を共有し、協力することです。さまざまな人と協力することで、新たな発見があり、一人ではどうにもならなかったことも、解決していけると思います。私も普段の日常生活で、いろんな人と協力することを意識していきたいです。●保護者の感想 はじめは、難しい内容を中学生に理解できるだろうかと心配していましたが、実際には講師の先生方は難しい内容でも分かりやすい言葉で伝えてくださり、私も子どもと一緒に興味深く聴講しました。本人も楽しかったと話しており、今回の経験で得たものを将来に活かしてくれたらと思います。赤碕中1年 小こ泉いずみ 翠すい奈なさん●プログラムを通して学んだこと 講義の中で驚いたのが、地球温暖化として取り上げられている問題が、「プラネタリー・バウンダリー」で見てみると危険の域に達しているのは、地球温暖化ではなくリンや窒素の枯渇ということでした。テレビなどの情報をそのまま信じてしまい、本当に何が危険なのかを知らなかったのです。そして、リンの採掘活動は危険を伴うことを知り、自分たちの暮らしがその人たちの命を奪っているということに驚き、責任を感じました。 同じように、ロシアのウクライナ侵攻はいけないと思っていても、自分で調べることはしていませんでした。 未来について考えるためには、まずは今の課題を正しく知ることが大切だと思います。そのことを解決するために、自分の立場で何ができるのかを考えたいです。学校で、今回学んだことと似たようなことがあったら友達と話をしてみたり、学習中、疑問に思ったことが自分の経験で解決できないか考えたりしていきたいです。●保護者の感想 育成塾へ参加し、講師および全国の中学生との意見交換を通して、自分で考え、行動することの大切さを学ぶことができました。この経験をきっかけに、今後もたくさんのチャレンジを期待しています。~プラチナ未来人財育成塾(7月9日、16日、23日、8月2日~4日)~ 中学生を対象に、講義やグループワークを通じて将来の社会や自分の関わり方について「考え続ける力」を身につける研修、「プラチナ未来人財育成塾」に2名の中学生が参加しました。 これは一般社団法人プラチナ構想ネットワークが2013年から毎年実施し、これまでに全国の中学生延べ700名が参加しています。今年は全国から35名の参加で行われました。Machikado News全国の中学生と一緒に未来の社会について考えました
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