広報ことうら9月号
18/20

未経験から果樹農家の道へ愛情たっぷりの梨をたくさんの人に大おお石いし 陽よう一いち郎ろうさん爽やかな笑顔がトレードマークの若手果樹農家。昭和4年創業の大石果樹園の4代目。高校卒業後、東京で約10年過ごしUターン。地元で2年会社員をした後、心機一転、果樹農家として奮闘中。郎さん。16品種の梨のほか、りんごやスモモなどを栽培する大石果樹園の4代目だ。当初、農家を継ぐ気はなかったが、家族の姿や地元での評判を見聞きする内に、「絶やすのは…」と就農を決意した。芸試験場で6年を費やし農業を学んだ。就農してからは、トライ&エラーの日々。環境や自然に左右され、四苦八苦しながらもその時の最適解を探っていく。「旬は人間の都合で決まるものですか?栽培に関しての“こだわり”はありませんが、絶対に“食べ頃”のものを届けることは曲げません」と大石さんは語る。消費者からする琴浦の若手果樹農家、大石陽一家業に入るまで農大で1年、園と当たり前に聞こえるかもしれないが、生産者がその意識を持ち育てられた梨は、品質も味も折り紙つきだ。実際に大石果樹園の梨はリピーターが多く、新規客も増えているそうだ。温暖化による栽培への影響が出始めている中でも、今後は特に梨に注力していきたいと現在10品種を新たに作付け中とのこと。「鳥取といえば梨。ぜひとも贈り物のひとつに。そして、実際に園に来て、見て、触れて、梨のことを一緒に知っていけたら面白いです」。優しい笑顔の奥に熱い想いが垣間見える大石さん。話を聞いたあとで食べる梨は、より一層美味に違いない。多品種の梨を楽しめる詰め合わせも大好評大石果樹園Instagram18FILEFILE   「小さいくせに ぜんぶある。惑星コトウラ」のヒト・モノ・コトを若手職員で結成された惑星コトウラ TNG メンバーが紹介します1414

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る