広報ことうら7月号
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①エサを放置しない②防護柵で正しく囲う③隠れ場所を作らない④捕獲活動 稲刈りあとのひこばえや、収穫後の野菜くず、放置された柿の木など、動物にとってエサとなるものは非常に多いです。無意識の■付けにならないよう気をつけましょう。 農作物を守るために、電気柵やワイヤーメッシュを設置することがあります。正しく設置すればどちらも効果があるものです。設置していても効果がない場合は、電気柵の高さが適切でなかったり、ワイヤーメッシュを設置している地面に穴が空いていることがあります。防護柵の設置後は定期的な点検と草刈りなどの手入れが必要です。 耕作放棄地は動物の隠れ場所になりやすいです。耕作地の近くに隠れ場所があることで、より侵入しやすくなり、鳥獣被害も増えてしまいます。作付けしない場合でも、草を刈るなど隠れ場所にならないよう管理しましょう。 イノシシやニホンジカなどの捕獲を行い個体数を減らすことも必要です。農地で食べることを学習したイノシシなどは、繰り返し侵入を試みます。防護柵の設置とあわせて、捕獲活動を行うことで、効率的に被害を防ぐことができます。近年、中山間地域を中心にイノシシなどによる農作物の被害が深刻化しています。米、トウモロコシ、果実など農家が時間をかけて育てた作物が、イノシシやカラスなどの鳥獣によって、収穫できない状態にされてしまうことを農作物の『鳥獣被害』と呼んでいます。農林業を守り、地域産業を維持していくためにも、適切な被害防止対策を行い、安心して生産活動ができる環境を目指しましょう。鳥獣被害を防止するためにできること2イノシシヌートリアカラスシカちょうじゅう近年増えつつある『鳥獣被害』について被害の状況と対策を特集します。知って対策『鳥獣被害』

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