アンコンシャス・バイアスとされる考え方の例SDGsの目標5ジェンダー平等を実現しよう学ぶl3 家庭、学校、職場、地域など、どのシーンでも男女共同参画の考えを持つことは重要です。しかし、自分では気づかないうちに偏ったものの見方、捉え方をしてしまっていることがあります。これが「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)」と言われ、社会で関心が高まっている言葉の一つとされています。例えば、「家事・育児は女性がするべきだ」や「家を継ぐのは男性であるべきだ」といった性別による役割分担意識など、様々なことが挙げられます。このような固定観念は、古くから続く慣習やしきたりから強く影響を受けていると言われていますが、アンコンシャス・バイアスに気づかずにいると、自分にとっての当たり前が相手を傷つけてしまっている可能性があります。 価値観やライフスタイルが多様化しているいま、これまでの当たり前に縛られることなく、一人ひとりの声に耳を傾けることが大切です。みんなが暮らしやすい社会の実現の一歩として、アンコンシャス・バイアスの解消に向けて意識してみてはいかがでしょうか。 持続可能な開発目標の一つにジェンダー平等の実現があります。 世界では女の子の方が男の子よりも学校に通う機会が少なかったり、結婚を早くにさせられるなど課題が多くあります。日本においては新型コロナウイルス感染症の影響により、男女の賃金格差が浮き彫りになり、生理の貧困がおきるなど問題が明らかになりました。現実に目を向け、まずは実態を知ることが一つのアクションになります。・地域の会合で食事の準備等は女性の役割だ・男性は仕事をして家計を支えるべきだ・女性は感情的になりやすい・共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先すべきだ身近に潜むアンコンシャス・バイアスを知ろうCoum●公立小中学校PTA役員 (会長・副会長)24人のうち女性10人●鳥取県男女共同参画 推進企業※の認定数町内企業564社のうち32社※次のページで詳しく紹介しています。琴浦町では平成18年に制定した琴浦町男女共同参画推進条例に基づき、次の5つを基本理念として掲げて取り組んでいます。この基本理念のもと、町では5年ごとに男女共同参画プランを策定しています。その中で定めた重点目標の達成に向けて、毎年目標を設定し、取り組んでいるところです。 令和4年度は男女共同参画プランを見直す年です。6〜7月頃に町民を対象に意識調査を行い、重点目標を検討します。意識調査のアンケート用紙が届きましたら、ご協力をよろしくお願いします。●議 員16人のうち女性1人 ●自治会長154人のうち女性1人 数字で見る琴浦町の男女共同参画① 性別で差別されず、一人ひとりの個性と能力が充分に発揮できるまち② 性別や性的指向に関わらず、全ての人の人権が尊重されるまち③ 性別によらず、様々な分野で自由に選択でき、活動できるまち④ 政策、方針決定過程などに、男女が対等な構成員として参画するまち⑤ 家族がお互いの協力と社会支援の下に、家庭生活やその他の活動を両立できるまち・ワーク・ライフ・バランスの意識づくり・女性のキャリアアップ支援づくり・一人ひとりを認める理解づくり・小さな頃からの男女共同参画意識づくり など町内の男女共同参画に関する状況を紹介します。(令和3年4月1日時点 ※議員のみ令和4年4月1日時点)重点目標町が目指す男女共同参画のまちとは
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