広報ことうら vol.172
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「ここから、これから」佐ささき々木 恒こうすけ輔さん 44歳(八橋)獣医とアスリート  10月に静岡県で行われた「2018全日本自転車競技選手権大会マスターズ」に出場し、1㎞タイムトライアルで見事優勝に輝いた佐々木さん。 普段のお仕事は家畜の獣医。その傍ら、自転車競技の練習や大会に参加できるのは、仕事で関わる農家さんの理解があったからとのこと。 北海道で生まれ育ち、14年前に鳥取県に移住、7年前に琴浦町へ引っ越してこられました。「鳥取県では、美味しくて新鮮なものが食べられる。家の近くの総合体育館には、アスリートとしても、健康増進としても利用できるトレーニングルームがある。」琴浦町は、スポーツをする環境がとても良いそうです。 最近は、若い頃に比べて疲労がとれにくくなってきたことが悩みのタネ。総合体育館で筋力トレーニングをしながら、アスレティックトレーナーの谷川哲也さんに食事やトレーニングについて相談できることがとても心強いそうです。次の目標へ 2021年には、倉吉市の自転車競技場を主会場として、世界最大の国際総合競技大会ワールドマスターズゲームズが行われます。「一度、自転車競技を見てほしい。かっこいいから」と話す佐々木さん。今後は、自転車競技にも注目です!発見くひと 輝あなたの周りの素敵な人を紹介します発行:琴浦町 編集:企画情報課 〒689-2392 鳥取県東伯郡琴浦町徳万591-2 TEL (0858) 52-2111(代表) FAX (0858) 49-0000琴浦町ホームページアドレス http://www.town.kotoura.tottori.jp/ 毎月1日発行 印刷:今井印刷株式会社あなたの周りの輝く人をご紹介ください ボランティア活動をしている人、地域のためにがんばっている人、あまり目立たないが広く知って欲しい人、未来に向けて輝くひとなどを募集しています。問合せ先 企画情報課 52-1708題となっていました。古代の歴史書である「続しょく日に本ほん紀ぎ」には天てん平ぴょう宝ほう字じ七年(763年)9月1日の天皇の命令の中に「疫死多数、水旱不時。神火屢至、徒損官物。此者、国郡司等、不恭於国神之咎也。」とあり、当初は原因が分からず神罰や天災によるものと考えられました。ところが、調査の結果、役人達の横おう領りょうの隠いん蔽ぺいやライバルの役人の失脚を狙い、わざと倉庫に火をつけたことが分かりました。 大高野官衙遺跡でおこった火災も「神火」によるものと考えられます。大高野官衙遺跡は重要な倉庫が置かれた場所であった一方で地方役人の汚職や権力闘争の舞台となった場所でもありました。燃えた倉庫のなぞ 大おお高たか野の官かん衙が遺い跡せきからは炭になったお米と熱をうけて赤くなった柱の土台の石が見つかっており、遺跡にあった倉庫群が火事によって燃えたことが分かっています。では、どうして倉庫は燃えてしまったのでしょうか。 実は奈良時代の終わりから平安時代にかけて全国で役所の倉庫が不審火により燃える事件が多くおきます。この不審火は「神しん火か」と呼ばれ当時の社会問斎さいのお尾廃寺跡・大おおたかのかんが高野官衙遺跡遺跡から発見された 炭になったお米→

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