広報ことうら169
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障がいに関する団体の声をお届けします琴浦町にある各団体は、イベントや研修などを通して交流を深めておられます。各代表の人にお話をうかがいました。「人生を楽しむ」琴浦町身体障がい者福祉協会会長 遠えん藤どう 栄さかえさん 協会では、スポーツ大会や研修会、旅行、運転教室などの事業を通し、親睦を深めています。 障がいは見た目ではわからないものもあり、自分の体を動かすのが精いっぱいの人もいます。今までは内に隠し、本人や家族だけで痛みや悩みを共有して、外には話さないような傾向があったと感じています。けれども、障がいのある人もない人も同じ一生であり、人生を楽しまなければならないと思い、家に閉じこもらず外に出て、いい空気を吸い、楽しく過ごすために努力しているところです。 このようなことを少しでも理解していただき、当事者や周りの人も楽しく心地よい毎日を過ごせる社会になることを願っています。「理解を広めたい」琴浦町手をつなぐ育成会会長 中なか原はら 正ただしさん この会は、知的障がいのある人の気持ちや願いが大切にされ、権利が守られ、地域の中で共に生きることができる社会の実現を目指し活動しています。活動内容は身体障がい者福祉協会と合同の運動会、親子交流会、研修会、旅行などがあります。 親としては、少しでも子どもたちの笑顔を増やしてやりたい、いろんな所へ連れて行ってやりたい、楽しませてやりたい、充実した生活を送って欲しいといった願いがあります。 以前と比べると障がい者用のトイレの充実や専用駐車場が増えたことで、外出がしやすくなりました。 今後も地域の中で安心して暮らせるよう、障がいに対する理解が広まることを願っています。「何より命が大事」精神障がい者ことうら家族会会長 染そめ川かわ海うみ男おさん 家族会は平成21年に発足しました。活動は研修会や定例会を開催し、家族の近況や悩みを話し合い、情報交換をしています。 精神障がいは目に見えない障がいです。他人から見るとなまけていると思われるかもしれませんが、本人はやりたくてもできない苦しさがあります。そのような障がいであることを理解していただきたいと思います。働けず家にいても地域の人に優しく見守っていただきたいと思います。 何よりも命が大事です。家族も悩まれると思いますが、本人を支えるためには家族や周囲の協力が一番大切だと考えています。H30.9.16特集 障がいを知り、共に生きる社会を目指して

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