広報ことうら166
9/20

3.貸借対照表 今回は財務書類4表のうち、貸借対照表をご紹介します。貸借対照表では非金融資産(家や車など)の保有状況や、負債(住宅ローンなど)残高を把握することができます。また分析指標などを活用すると、違った視点から町の財政について知ることができます。家計に例えると…・金融資産…普通預金、定期預金、株など・非金融資産…土地、家、車など・負債…住宅ローンの残高、進学費用など平成28年度 琴浦町一般会計貸借対照表※表中の表示単位未満は四捨五入をしているため、合計が一致しない箇所があります。※平成29年3月31日時点の住民数1万7,870人で算出しました。作成書類やより詳しい内容については、琴浦町のホームページに掲載していますのでご覧ください。(URL)http://www.town.kotoura.tottori.jp/docs/2018032800077/ 問合せ先 総務課 52-2111資産の部(これまで積み上げてきた資産)金融資産現金預金5億7,584万円債権(未収金、貸付金など)1億6,335万円基金41億4,636万円その他(投資など)1億6,438万円合 計50億4,993万円非金融資産事業用資産(庁舎、学校、公民館など)148億8,127万円インフラ資産(道路、橋りょう、水路など)122億8,743万円物品(車など)8,152万円合 計272億5,023万円資産合計323億16万円負債の部(将来世代が負担する金額)流動負債短期債務(翌年度返済予定額)13億9,970万円その他(賞与引当金、預り金)2億2,872万円合 計16億2,842万円非流動負債長期債務(翌々年度以降返済予定額)131億5,613万円退職手当引当金13億1,054万円損失補償引当金6,856万円合 計145億3,523万円負債合計161億6,366万円純資産の部(今までの世代が負担した金額)純資産(税金など)161億3,650万円負債・純資産合計323億16万円貸借対照表からわかること分析してみよう!○町民1人あたり貸借対照表 上記の貸借対照表を町民1人あたりに換算すると、資産が約180万、負債が約90万円、純資産が約90万円になります。 また将来世代が負担する金額(負債)と今までの世代が負担した金額(純資産)がほぼ同じであることから、世代間の債務負担割合が半々であることがわかります。○流動比率…128%    【流動比率】=流動資産÷流動負債×100 流動負債(1年以内に返済予定の借金など)に対して、流動資産(現金や普通預金などいつでも使用できるお金)がどれくらいあるかを示すもので、この数値が高いほど短期の支払い能力が高いことを示します。 100%を下回ると近々返済するべき借金などを手元資金では賄えないため、建物の修繕のために貯めていた貯金を取り崩したり、さらに借金をして返済しなければならなくなります。 琴浦町では100%を超えており、今のところ近々返済すべきものを手元資金で賄えていることがわかります。資 産約180万円/人純資産約90万円/人負 債約90万円/人(将来世代が負担する金額)(今までの世代が負担した金額)ことうら 2018. 69

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る