広報ことうら166
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地方公会計制度における決算書の公表について 琴浦町では平成28年度決算より地方公会計制度を導入し、民間企業の会計の考え方を採り入れた決算書の作成・公表を行います。 今回は地方公会計制度の内容や作成する書類、その書類からわかることなどについてご紹介します。1.地方公会計制度とは 地方公会計制度とは、これまでの自治体の決算書(単式簿記)ではわからなかった情報を明らかにするため、民間企業の会計の考え方を採り入れた決算書(複式簿記)を作成するものです。 これにより資産・負債の残高など、お金の出入り以外の面からも自治体の財政を把握できるようになります。 国から平成29年度までに全自治体でこの決算書を作成するよう要請があり、作成を行いました。2.作成書類地方公会計制度で作成する書類として、財務書類4表と固定資産台帳があります。(1)財務書類4表…①貸借対照表(≒バランスシート)、②行政コスト計算書(≒損益計算書)、         ③純資産変動計算書(≒株主資本等変動計算書)、④資金収支計算書(≒キャッシュフロー計算書)(2)固定資産台帳…町が保有する非金融資産(建物、車など)について、取得価格、耐用年数等を一覧にしたものです。(例)A町の場合今までの決算書(単式簿記)でわかること地方公会計制度(複式簿記)でわかること今までの決算書(単式簿記)に加えて地方公会計制度(複式簿記)を採り入れることで、資産・負債の保有状況など、お金の出入り以外の情報も見えるようになります90億円支 出庁舎の光熱費、借入金の返済など収 入100億円現金¥5億円役場庁舎¥20億円(評価額)借入金の残高¥100億円資 産負 債税金などポイントH30.6.18サブ特集 地方公会計における決算書の公表について

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