広報ことうら164
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 大阪から移住してはや3年が経ちました。3年というのは、地域おこし協力隊の卒業の合図でもあります。 私は有害鳥獣対策を中心に里山保全を行う協力隊として、単身で移住してきました。鳥取大学の学生時代に交流のあった方々が町内に10名ほどおられましたが、親戚などはいないため、やはり少し生活の不安はありました。しかし移住してみると、職場の方々や地域の方々から、町内のイベントに誘っていただいたり、家に招いていただいたり、畑で採れた野菜を分けてくださったりと、とても優しく接していただき、その不安はすぐに解消されました。 移住当初は浦安駅前のアパートに暮らしていましたが、古民家での生活への憧れから、現在は公文で暮らしています。仕事の都合上、集落の行事などに参加できないこともありますが、地域の方々にはいつも大変よくしていただいています。 3年間の活動の中で里山保全以外にも興味がわき、多くのことにチャレンジしてきました。上中村地区でのウォーキング、赤碕きらりの交流会館でのジビエ料理講習会、さくら祭や白鳳祭でのジビエ料理出店、鳴り石の浜プロジェクトさんとのコラボ、狩猟用の罠を作るワークショップの開催などです。また、河島隊員とともに「鳥の巣」の立ち上げや、町内外での狩猟・解体体験会・ジビエバー営業・県内の協力隊のサポートなども行ってきました。 協力隊は3月で卒業しますが、引き続き琴浦町で暮らします。ワールドワイドな多拠点生活が最終目標のため不在のときもありますが、琴浦町を中心拠点に生活していきたいと考えています。後輩であり実の弟でもある高橋太雅隊員とも連携しながら、今後も新たなことに挑戦し、それが地域のお役に立てればと思っています。 これからも多くの方々とお会いできることを楽しみにしています。地域おこし協力隊 高橋龍太  地域おこし協力隊 高橋龍太隊員卒業あいさつ今月のイチオシニュースSpecial News

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