広報ことうら163
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目指そう子どもの手による子ども会◆子どもの手による子ども会とは? 現代の子どもたちは、核家族化や地域社会の連帯感が薄れつつある環境の中で、さまざまな体験を得る機会が少ないと言われています。 子ども会とは、地域を基盤とした異年齢の組織です。子ども会活動の中で、子どもたちが自ら話し合い、運営し、活動を振り返ることは、自主性や責任感、自己肯定感などの生きる力を育む大切な機会となります。 琴浦町青少年健全育成協議会と琴浦町教育委員会では、「モデル子ども会」事業を実施しています。これは、「子どもの手による子ども会」を推進するため、子どもたちが主体的に企画して活動をしてみたいという子ども会に対し、助成を行うものです。今年度は3つの子ども会が応募され、活動を行いましたので紹介します。◆活動してみて 今回の活動後、他のイベントも子どもたちが主体で企画することになったそうです。 また、育成者からは、「子どもにとって良い経験になった。生き生きと楽しんでいる様子が見られて良かった」という感想をいただきました。◆魅力ある子ども会に 自分の力を発揮できた時、子どもたちは喜びを感じます。仲間と助け合い、自分の役割を果たして、周りに認められた時、自信や達成感に繋がります。子どもたちが主体で進めると、失敗や慣れないことに時間がかかったりすることもあります。しかし、失敗から次に活かす工夫を考えることや、下級生は上級生の姿からいろいろなことを学ぶことができます。 子どもたちの健やかな成長のために、子ども会活動を子どもの手に任せてみませんか。モデル子ども会助成は来年度も行う予定ですので、ぜひ活用をご検討ください。問合せ先 社会教育課 52-1161①八橋1区子ども会 企画会議で話し合い、レークサイド大栄で遊んだ後、公民館でバーベキューと怪談話をすることになりました。会議では、司会者と書記を中心にみんなの意見を引き出し、まとめていました。雨天時にやりたいことを話し合う際には、「時間や予算、人数を考えてできること。小さい子もみんなが楽しめるものにしよう」という意見が印象的でした。 当日は、怪談話を6年生が考え、雰囲気作りを工夫するなど盛り上がっていました。②ガーデンヒルズ子ども会 クリスマス会を開催しました。これまでは子ども会単独でのイベントを開催することが少なかったそうです。しかし、琴浦町と米子の高校生・中学生ジュニアリーダーにアドバイスや手伝いをしてもらいながら、プレゼントの買い出しや準備も子どもたちが率先して行っていました。また、司会や各イベントの説明内容も自分たちで考え、小さい子でも分かるよう説明の仕方を工夫する様子が見られました。③逢束1・2・3区子ども会  企画会議で話し合った結果、流しそうめんの他に、ビンゴと鬼ごっこをすることになりました。6年生をそれぞれのイベントのリーダーとし、高学年を中心に詳細をつめていきました。 例年親子行事が少なく、話し合いをする機会も少ないという理由から、進行に苦労している様子も見られました。しかし、今回の行事の後、クリスマス会も計画して実施したそうです。↓企画会議では、活発に意見が 出ました↓クリスマス会でパフェ作りの 手順を説明しています↓流しそうめんの様子ことうら 2018. 33今月のイチオシニュースSpecial News

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