広報ことうら163
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私が狩猟をする理由高橋 龍太 隊員 協力隊活動の任期満了に伴い、このシリーズを私が担当するのも、これが最後です。これまで私の記事を読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。最終回は、「私が狩猟をする理由」をお話したいと思います。 狩猟が生活の中で必須事項ではない今、なぜ私が狩猟をするのか、理由は主に2つあります。 1つ目は、「農作物被害を減らすため」です。現在、全国各地において有害鳥獣と呼ばれる野生動物により、農作物が荒らされる被害が多発しています。琴浦町も同様です。そのような現状を知ってから、少しでも農家さんの力になりたい、という想いで日々活動しています。 2つ目は「命をいただくことの尊さを知るため」です。ただ獲るのではなく、「解体、調理し、食す」までを通して、日常生活では感じ得がたい「命をいただくことの尊さ」を経験することができます。スーパーやコンビニでお金を払えば、簡単にご飯が手に入る時代だからこそ、「狩猟」を行うことは、とても貴重な経験です。 いつか、未来を担う琴浦の子どもたちにも「狩猟」を観たり体験してもらったりできる機会を作れたらと考えています。毎月シリーズで、隊員たちの日常をお届けします。協力隊!じゃナイトスクープこのコーナーは、地域から寄せられた依頼にもとづいて、地域おこし協力隊員たちが野にはなたれ、世のため、人のため、琴浦町を中心に、この世のあらゆることどもを徹底的に追求するコーナーである。テッテッテレ♪地域おこし協力隊活動日誌vol.23古布庄で捕獲した雄鹿目指せ!健康寿命日本一のまち⑥琴浦町の健康通信簿シリーズ 琴浦町では「健康寿命1歳延伸」という目標を平成27年3月に掲げ、さまざまな取り組みを行いました。その結果、町の健康度はどうなったのか目標設定時の指標と比較してみましょう!①健康寿命 健康寿命は、この2年で男性はほぼ変わらない一方、女性で0.3歳延伸しました。表の介護認定率が示す通り、介護認定者数が減少したことが延伸した要因だと思われます。②運動習慣の定着 セット検診時に行った「生活習慣アンケート」で「週2回以上汗をかくような運動をする」かどうか聞いたところ、2年前と大きな改善が見られませんでした。今後は運動習慣定着に向けたさらなる取り組みが必要です。③健康経営(事業所健康カルテの改善) 協会けんぽが町内事業所の健康度を12項目にわたり分析したところ、対象事業所の3分の2におよぶ40事業所で、1項目以上の改善が見られました。まだまだこれからです! 過去の健康寿命などとの比較では、維持・改善が見られ、よい評価となりました。しかし、健診・がん検診受診率が下がるなどの不安も見られます。 健康は将来にわたり約束されたものではありません。ひとりひとりが町にとって大切な人材です。健康寿命がもっと延びるよう皆様のご協力をお願いします。目標設定時と平成29年12月現在の指標の比較結果年月項目平成27年3月(目標設定時)平成29年12月健康寿命男性:76.32歳女性:81.83歳男性:76.34歳女性:82.13歳運動習慣定着率36.8%36.9%事業所健康カルテ改善事業所数0(全62事業所)40事業所75歳以上介護認定率28.43%26.57%H30.3.124■■シリーズことうら■■

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