広報ことうら162
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●もっと知りたい!浄化の仕組み●いろいろな工程を経て、きれいな水になっていくんだね♪微生物が登場するなんて、ビックリ!⑤汚泥処理 最終沈でん池で沈められた、汚れや微生物のかたまりを「汚泥」といいます。この汚泥の中には、貴重な資源やエネルギーが含まれています。 例えば、肥料として農地などにまかれたり、レンガやタイルの原料として用いられたりします。また、最近では、汚泥からガスを取り出し、発電したり、車の燃料としたりする取り組みも行われています。①沈ちん砂さ池ち 浄化センターに運ばれた汚水は、まず沈砂池に入ります。ここでは、汚水にまぎれこんでいる砂や大きなゴミを取り除きます。②オキシデーションディッチ 沈砂地を通った汚水は、オキシデーションディッチに入ります。 汚水と活かっ性せい汚お泥でいを混ぜて、空気を吹き込みます。活性汚泥とは、微生物の集まりのことです。活性汚泥の中にいる微生物は、吹き込まれた空気中の酸素の力を借りて、どんどん汚れを食べます。時間が経つにしたがって、次第に大きなかたまりとなります。③最さい終しゅう沈ちんでん池ち オキシデーションディッチで、大きなかたまりとなった活性汚泥は、この池で沈められます。 ここで、活性汚泥ときれいな上ずみ水が分離されます。ここまでで、汚れの90%以上が取り除かれます。④消毒施設 最終沈でん池の上ずみ水を消毒してから、河川や海に放流します。消毒には、プールなどにも使われている塩素が使われています。H30.2.18特 集 私たちの暮らしを守る下水道

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