広報ことうら158
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地域の防災士として活動しよう!防災士になってこの町を一緒に守りませんか? 防災士とは、地域防災力の向上のために、十分な意識・知識・技能を有するものとして、日本防災士機構が認定した人たちです。認定には、2日間研修を受け、資格試験に合格する必要があります。 琴浦町では、今年度から各地区の防災力向上のため、防災士研修経費を全額負担し、防災士の育成を計画しています。将来的には全地区に複数人の防災士を配置して、日ごろから減災・防災活動に取り組むことを計画しています。 また、地域からだけではなく、町内企業からの参加も予定しています。地域と地元企業が一体となった防災活動を目指して取り組みます。 ぜひ、防災士として地元を守る活動に参加してみませんか?今後、研修日程などが決定次第、募集を行います。たくさんのご応募をお待ちしています。自主防災組織を結成しよう!自主防災組織って? 「自主防災組織」とは、「自分たちの地域は自分たちで守る」という自覚・連帯感に基づいて、自主的に結成する組織のことです。 地域住民だからこそ分かる危険箇所や、支援が必要な世帯への対応などを細かく助け合うことで、災害による被害の防止や軽減を図ります。 町内にはすでに37団体45部落に自主防災組織が結成されています。なぜ、自主防災組織が必要なのか? 実際に、災害が発生すると誰に助けられるのでしょう。 阪神・淡路大震災時の救助実態は次のとおりです。 災害時には、消防や役場などの公助で助けられる割合は約2%です。大災害になると、交通網の遮断や火災の同時多発などにより、公的機関だけでは人命救助は十分に行えないため、自助と共助がより大切になります。 まずは、自分の身は自分で守ること。そして、災害時には隣近所で助け合うことが大切になります。そこで、地域住民が協力して防災力を高めるために、自主防災組織の結成が有効となります。自主防災組織だからできること①迅速な避難が可能 自分たちだけでは移動が難しい人などへの呼びかけや、状況に応じた支援を行うことで、速やかな避難が実施できます。②的確な安否確認ができる 避難が完了した家屋には旗を立てるなど、地域でルールを設定することにより、避難状況の確認を行った地区もあります。また、顔の見える地域性から、効果的に安否確認を行うことができます。③日ごろの安全点検などによる防災力の向上 日ごろから、地域の避難箇所、危険箇所の点検や防災資機材の整備により災害を最小限に抑えます。 また、防災訓練を繰り返すことで、防災意識の向上や避難方法の改善が図られます。自主防災組織を結成しませんか? 自主防災組織を結成するための補助金制度をご活用ください。 詳しくは、左記へご連絡ください。問合せ先 総務課 52─2111災害に強いまちづくりを進めます 自主防災組織と防災士が連携して、更なる地域防災力の向上を図るとともに、避難訓練などのソフト事業と減災事業などの公共事業を実施し、災害に強いまちづくりを進めます。割 合助けられた人(区分)67%自力・家族(自助)31%友人・隣人(共助)2%救助隊(公助)共助出上地区自主防災会消火訓練の様子ことうら 2017. 107

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