広報ことうら161
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 本堂で、ご住職から寺の歴史などについてのお話を聞いた後、琴浦観光ガイドの会のメンバーから、仏像や建物、県指定天然記念物の大イチョウなどについて説明していただきました。次に、このお寺に伝わる「化け猫おふじ」という民話の紙芝居をしていただき、初めて聞いた人もあったようで、子どもたちは聞き入っていました。化け猫おふじの話とは? 転法輪寺の和尚さんは「おふじ」という猫を大切に飼っていました。ところがある夜、「おふじ」は化け猫だったと分かり、追い出してしまいます。それから10年後、和尚さんは遠方のお金持ちの家の葬式に呼ばれることに。嵐のため他の寺から僧侶が来られず、占い師から「転法輪寺の和尚に拝んでもらうように」と。実はこの占い師は、「おふじ」。世話になった和尚に恩返しするため、占い師に化けて現れたのでした…。 茶道教室をしておられる前畑憲恵さんと、そのお弟子さんに指導していただきました。 はじめに茶道(茶の湯)の歴史などについて、お話を聞き、手を清めて茶室へ移動。「にじり口」から、身をかがめて入り、主人と客人に分かれて、それぞれの作法を学びました。主人は、滑らかな泡が立つように、心をこめてお茶をたて、客人は、おもてなしに感謝の気持ちでお茶をいただきました。 茶道にはいろいろな作法があり難しそうなイメージもありますが、「お茶の時間を楽しむ」「お客様を、心を込めておもてなしする」という気持ちを大切にしたいとのこと。初めて体験する子もあり、皆が神妙な面持ちで学んでいました。礼儀作法(茶道体験)空也上人ゆかりの寺、別宮の転法輪寺を訪問琴浦こども塾 開塾 10人の塾生でスタートしたこの「こども塾」。開塾式当日は、オリエンテーションで自己紹介を兼ねたレクリエーションを行い、少し緊張がほぐれたところで、第1回目の論語の学習がありました。 学校の授業では聞いたことがない少し難しいお話もあったと思いますが、子どもたちはしっかりと耳を傾けていました。8/19学校では習えないことも盛りだくさん!新しい仲間を待ってるよ♪この昔話知ってる?ことうら 2018. 17

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