広報ことうら161
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明けましておめでとうございます 元気なまち「琴浦町」の創造は、「ひと」がテーマです。町民の皆様一人ひとりの、志・おもい・問題意識・変革・連携といった、強い意識から生まれてくるものであると考えます。皆様一人ひとりが主人公です。大きな力は、多様な連帯から生まれます。人権は、最も本質的な価値観です。本町の「町民力」は、すばらしいものがあります。 元気なまち「琴浦町」の創造を目指し、「地方創生」の旗を掲げ、昨年は積極的に取り組みを展開してまいりました。主な取り組み内容は、次の5つです。 1つめは、本町の誘致企業が世界最先端陸上淡水養殖システムを導入して、ギンザケの養殖を開始したことです。ギンザケの商品名は「とっとり琴浦グランサーモン」に決定し、本年5月ごろには成魚として、本町の新しい特産品になります。 2つめは、山陰道の「物産館ことうら」が、国土交通省より「道の駅 琴の浦」として認定されたことです。この「道の駅 琴の浦」と、国道9号沿いにある「道の駅 ポート赤碕」が無料でスムーズに出入りできる道路環境が整うのは、平成30年度中の予定です。今後は、両道の駅周辺の整備構想や、より広範囲の地域活性化構想など、大きな可能性を秘めた道路および周辺の整備を行っていきます。 3つめは、芝収穫機についての取り組みです。本町では、乗用型の芝収穫機を、全国で初めて開発・商品化することに成功しました。これは、鳥取大学や、米子の企業、町内にある芝関係の組織、鳥取県と連携して取り組みを行ってきました。現在、切芝の収穫作業や出荷作業は、体勢が中腰となるため、とても重労働です。高齢化が進む本町では、この機械の導入により、作業の負担軽減と、芝収穫機の商品販売が進むことを期待しています。 4つめは、人材育成です。本町の将来を担うのは、若者です。ふるさとを想い、地域のリーダーとして次世代を担い活躍する人材を育てる一環として、大学進学奨励金給付制度をスタートさせました。また、本町で新しく農業に挑戦する若者のために、旧以西小学校の2階部分を、新規就農人材研修宿泊施設として使用する予定です。そのため、大規模な改修を行っています。オープンは今年4月の予定です。 5つめは、防災についてです。火災・水害・津波などの災害から身を守る安全対策を充実させることは、何より大切です。万が一のとき、全町民が瞬時に情報を共有できるよう、「情報共有伝達システム」が必要であると考えています。そのため、光ケーブルを用いた最新システムの導入を行い、東伯地区は整備が完了しました。赤碕地区においても、本年3月までに完成し、町全体の環境整備を行いたいと思います。 「まちの元気」は、私たち全員の「心」や「志」の問題でもあります。本町は少子高齢化と人口減少という課題を抱えていますが、このような時だからこそ、すばらしい「町民力」で前を向き、胸を張って力強く前進しましょう。 新しい年が、皆様にとってすばらしい1年でありますよう、心からお祈り申し上げます。ことうら 2018. 13

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