広報ことうら157
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一人で悩まないで 心のサインに気づいて~9月10日から16日は自殺予防週間です~継続が 予防につながる がん検診~9月は、「がん征圧月間」です~ 昨年度の全国の自死者数は2万1千人で減少傾向にあり、鳥取県においても年々減少している状況ですが、尊い命が毎年100人前後失われています。うつの状態は気づきにくい 自死を図った人の75%に心の病気があり、その半数がうつ病だったという報告があります。しかし、うつ病の4人に3人は医療機関を受診していないという報告もあり、早期に適切な治療や支援が受けられていない現状があります。 その要因のひとつとして、うつ病の人は、自分自身がうつ状態であることに気づいていなかったり、仮に、気づいていたとしても、意欲や活動性が落ちてきているので、自分からすぐに相談や受診に行くことができません。こんな症状ありませんか? 以下の状況が続いたら、うつ病の症状かもしれません。□好きだったこともやる気が起きない□ものごとを悪い方にばかり考える□体調が悪く、毎日がつらい(疲れやすい・頭痛・息切れなど)□おいしく食べられない□眠れない日が続いているあなたの心の苦しみ、 共有させてください うつ病は治せます。一人で悩まないで、相談に出かけましょう。また、周囲の人が早くその状態に気づき、専門機関等への相談をすすめましょう。☆相談窓口☆・鳥取県立精神保健福祉センター 0857─21─3031・中部総合事務所福祉保健局 0858─23─3147・琴浦町子育て健康課 0858─52─1705・鳥取いのちの電話 0857─21─4343・自殺予防いのちの電話 0120─783─556日本人の死因第1位は「がん」 がんで亡くなられた方は、平成27年では約37万人(29%)で、日本人の3人に1人はがんで亡くなっています。鳥取県や琴浦町においても同様で、がんで亡くなる方が最も多く、全死亡数の約3割を占めています。 また、がん罹り患率は男性62%、女性46%となっており、日本人の2人に1人はがんにかかるといわれています。がんは他人ごとではありません。誰もがかかる可能性のある身近な病気です。早期がんは無症状! 早期のがんは自覚症状がほとんどありません。この早期のうちに発見できれば、5年生存率が100%近くになります。しかし、早期がんの期間は2~3年と短く、進行がんへ移行してしまいます。 がんから大切な命を守るためには、症状がない時から、定期的に継続してがん検診を受けることがとても大切です。『大切な家族のために   元気な今こそ がん検診』問合せ先  子育て健康課      52─1705〈第45回鳥取県がん征圧大会〉日時:平成29年9月5日(火)   13:30~15:30場所:米子コンベンションセンター特別講演:『肺がん最前線』~ここまできた、これからもっとよくなる肺がん治療のすべて~講師 鳥取大学医学部 胸部外科教授 中村 廣繁 氏※入場無料、どなたでも参加可能「がん」から命を守る2本柱①生活習慣改善(食事・運動・禁煙・節酒・体重管理)②定期的ながん検診の受診胃がん・乳がんの進行度別5年生存率ステージⅠ期Ⅱ期Ⅲ期Ⅳ期胃がん生存率97.1%67.5%45.3%7.6%乳がん生存率99.4%94.1%75.4%33.6%資料:㈶がん研究振興財団『がんの統計’13』進 行ことうら 2017. 911Town Newsまちからのお知らせ

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