広報ことうら155
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 今年1月末に孵ふ化棟に導入したギンザケの卵。卵ははるばるカナダからやってきました。最初の作業は、死卵(写真上で白くなった卵)の除去です。 6月上旬の稚魚の様子。大きいものは約12センチの大きさまで成長しています。 餌をあげると、水槽内でジャンプをしながら食べるほど、元気いっぱいです。養魚場の生産計画・事業内容本事業は、弓ヶ浜水産へのギンザケ種苗供給を主体とし、併せて大型ギンザケ(仮称:琴浦ブランドのサーモン)の生産も行い、年間合計600トンの生産を計画しています。600トンのうち、255トンは稚魚のまま出荷、345トンは成魚に成長させてから出荷する計画です。現在、中部地震や大雪などの影響により工事が当初計画よりも遅れていますが、8月の工場竣工を目指して、急ピッチで作業が行われています。琴浦町のブランドを作る 鳥取林養魚場で育った成魚の一部は、琴浦町のブランドサーモンとして販売していく予定です。 また、町内企業や事業者間との連携強化により、活魚だけではなく、新たな生産品の導入による6次産業化の推進と、活魚販売だけではない新しい産業の育成強化を目指します。今後期待すること 工場の完成に伴い、今後本格的に出荷の始まる頃に、県内で従業員を募集する予定です。 また、今後は養魚場運営だけでなく、工場周辺にレストランなどの事業展開についても検討しており、今後地元の雇用増進や観光業、地域経済活性化の起爆剤として、大きく期待できます。 さらには、県や町が成長産業化に向けて後押しを行っていくことで、国内のみならず、世界市場で勝負できる戦略的な企業に成長していくことも期待されます。問合せ先 農林水産課 55─7802 弓ヶ浜水産で現在出荷している境港サーモン。脂ののりが良く臭みが少ないため、県内外で大人気です。 来年春には、琴浦町で育ったギンザケも販売を予定しています。写真提供:弓ヶ浜水産㈱ことうら 2017. 79

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