広報ことうら154
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地域のみんなの笑顔が見たいから、「ああ、おいしかった」大谷 順子さん(赤碕地区)まずは、聞くこと。それが1番大切近池 幸たか嗣つぐさん(浦安地区) 町内のひとり暮らし高齢者など支援が必要な人が、健康に暮らしていくために、配食サービスを行っています。食事は楽しみの1つです。弁当のふたを取った時「おいしそう!」と言っていただけるよう、色彩、食材の形、ご飯の量など、高齢者の顔を思い浮かべながらいつも優しい味付けや「もう少し小さく切ろう」などの工夫をして作っています。食後の「ああ、おいしかった」の一言が伝わってくることが、1番の喜びです。 民生・児童委員の女性も、ボランティアとして関わっています。調理後は委員同士で情報交換や問題の話し合いなどをして、自分達のスキルアップにも役立っています。地域の福祉事業にもいろいろと関わって今後も続けていこうと思います。 人が心を開いて自身のことを話してくれるには、その人との信頼関係がないと何も話してくれません。信頼関係は信用してもらうこと、信用は約束を守ることから始まります。 まず簡単な約束時間を守ることから、また「話上手は聞き上手」という言葉がありますが、人には口が1つ、耳は2つ。1回しゃべったら2回聞くことが基本です。 最後に、1番大切なことは、上から目線ではなく、フレンドリーな同じ目線か、それ以下。つまり、何かを教えてもらう立場に。 先生とは「先に生まれた人」と書きます。高齢者は、人生の先生です。いろいろ豊富な経験をしてこられた先輩から、その経験談を話してもらうことです。心地良い人間関係はここからです。これで、訪問を心待ちしてもらえる関係になります。 私は訪問のとき、野菜の作り方など、いろいろと教えてもらっています。みんなが住みやすい地域づしていきます 民生・児童委員の活動は多岐にわたり、役場、社会福祉協議会、各自治会の区長さん、福祉委員や愛の輪協力員の皆さんなど、さまざまな地域のネットワークとの連携が、ますます重要になっています。 問題や困りごとを抱えていた人も、いろいろな機関や地域の支えにより、解決へと向かっていきます。 民生委員制度は今年100周年の節目を迎えます。気持ちを新たに、福祉サービスのつなぎ役として、みんなが住みやすい地域づくりに貢献できるよう、今後とも活動をしていきます。活動へのご理解、ご協力をお願いします。 また、民生・児童委員には、守秘義務があります。気軽にご相談ください。問合せ先 福祉あんしん課52─ことうら 2017. 617159

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