広報ことうら154
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平成27年9月関東・東北豪雨の茨城県常総市の仮置場の様子災害時のごみ膨大になります 地震や水害などの災害が発生すると、膨大な量の災害廃棄物が発生します。 その量は、通常の年間の家庭から出るごみの数倍にもなることがあります。 災害廃棄物の処理が遅れると、生活環境の保全や公衆衛生上の支障を生じ、復旧・復興が遅れることになります。できる限り迅速な復興を成し遂げるためには、早急に災害廃棄物の処理をする必要があり、 「分別」による減量と再生利用が、とても重要です。 日頃の家庭から出るごみの分別やリサイクルの意識付けが、災害時にとても役立ちます。日頃から分別できていないと…①分別すれば、再利用・リサイクルできるごみも含めて、 「ほうきリサイクルセンター」 に運び込まれます。運び込まれるごみの量は大量となり、優先的に処理するべき生ごみなどの処理が追いつかなくなります。②災害発生時には、ごみが大量に出るため、一時的にごみを置いておく「仮置場」を設けます。災害廃棄物の仮置場で、可燃性の危険物による火災や、農薬などの有害物質による土壌汚染、腐敗臭などによる健康被害といった、2次被害発生の恐れがあります。③分別ができていないと、大量のごみを処分することになります。処分費が大きくなり、復興に必要な予算が確保できないなどの影響があります。災害への備えごみの分別を意識 適切な分別により、仮置場の災害廃棄物を復興の資材として利用できる場合もあります。 例:瓦やコンクリートを砕いて道路復旧材として活用する 災害はいつ、どこで発生するか分かりません。もしも災害が発生してしまった時、復興・復旧には、分別によるごみの減量と、再生利用が欠かせません。 自分たちや町全体のことを考え、日頃から、家庭から出るごみの分別やリサイクルを意識しましょう。問合せ先 町民生活課     52─1703災害時の迅速な復興(復旧)のためには、日頃のごみの分別が大切です家庭ごみが円滑に収集運搬・処理できないと、地区のごみ収集場所がこのような状態になることも…平成28年熊本地震の時の様子平成28年鳥取県中部地震の時の仮置場の様子分別に余分な費用が必要になりますことうら 2017. 63今月のイチオシニュースSpecial News

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