冬を迎えるにあたり
2020年12月9日
師走となり今年の不安材料は、発熱して医療機関にかかる場合、インフルエンザ感染症と新型コロナウイルス感染症の診断の見極めではないかと考えています。特に町内医療機関では患者の診察、介護施設では高齢者へのクラスター感染での重症化を心配されて患者、施設利用者の対応で悩まれているのではないかと推察します。
この問題に対する対応策として町では医療関係者、介護施設関係者の定期的なPCR検査を実施し、施設の清浄化を確認して医療患者、施設利用者の業務に支障がないようにチェックしていきたいと考えました。これは町内の清浄化確認にもつながるものと考え、実施するものです。
新型コロナウイルス感染症の大きな問題は、若い方を中心に無症状で感染が成立し、ウイルスを排出し他人に感染させてしまうことにあると思います。通常の手洗い、マスクの着用は十分にされていても、ウイルスの感染を避けることは困難であることから、施設内の清浄化を確認することで業務の被害を最小限に抑えることを想定したPCR検査を12月から実施します。
万が一陽性患者が出た場合には早期の隔離と、施設の消毒で早期の業務回復を図るとともに、クラスター発生予防にもつながることを想定しています。
いずれにしても正しく感染状況を確認し、早期の対応で新型コロナウイルス感染を封じ込め、ワクチンの開発、抗ウイルス薬の開発によってコロナ禍が早期に収束することを期待します。
琴浦町長 小松 弘明