大高野官衙遺跡が国史跡に正式指定されました!
2014年10月7日
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平成26年10月6日付の官報告示により、琴浦町槻下の大高野官衙遺跡が国史跡に正式に指定されました。
これにより、町内では特別史跡斎尾廃寺跡、史跡船上山行宮跡に次ぐ3番目の史跡になりました。さらに、郡衙(ぐんが)関連遺跡としては県内で初めての史跡指定です。
※郡衙・・・古代の郡役所
大高野官衙遺跡の価値
大高野官衙遺跡は、7世紀末から9世紀(飛鳥~平安時代)の伯耆国八橋郡にあったとされる正倉(しょうそう)跡です。当時の地方支配を知るうえで、重要な遺跡です。
●郡衙の正倉を示す建物跡・遺跡が出土
・溝に囲まれた敷地内に建物(跡)が整然と配置されている
・総柱の高床倉庫が多数出土
・炭化米や焼けた礎石が出土
●良好な保存状態で礎石が多数並んで出土
●特別史跡斎尾廃寺跡の古代寺院や郡衙関連遺跡と考えられる下斉尾1号遺跡とを、谷を挟んで一体として官衙遺跡群を形成している
※正倉・・・倉庫、官衙・・・古代の役所示しています。