転法輪寺本堂が国の登録有形文化財になりました。

2010年8月11日

 転法輪寺本堂(別宮)が国の登録有形文化財になりました。
 7月16日に開催された国の文化審議会で、国登録有形文化財としての登録に係る答申が行われ、琴浦町初の登録有形文化財に転法輪寺本堂が登録されました。
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*登録有形文化財とは?
  社会的評価を受ける間もなく消滅の危機にさらされている文化財建造物を幅広く後世に継承していくため、平成八年に作られた制度です。
  登録には、原則として建設後五十年を経過し、国土の歴史的景観に寄与、再現することが容易でないなどの要件があります。
  届出制で緩やかな保護措置を講じるこの制度は、従来の指定制度を補完するものです。県内の登録有形文化財は百五十一件です。(七月十六日現在)


 転法輪寺は、寺伝によれば承知年間(八三四~八四八)に慈覚大師が開いたと伝えられる天台宗の寺院で、天禄二年(九七一)に空也上人がこの地に立ち寄り、翌年、この地で亡くなったと伝えられています。
 時の円融天皇は上人の功徳のために精舎一宇を建立し、阿弥陀如来立像を本尊とし、その脇に空也上人像二体を三尊形式で祀り、この寺を転法輪寺と勅号されたと寺伝により伝えられています。現在は、空也上人像が本尊になっています。 
 転法輪寺本堂の建築年代は棟札などから延享三年(一七四六)で改修が文政五年(一八二二)と明治四年、昭和二十九年に行われています。
 本堂は間口三間、奥行き五間の入母屋造りで、「コ」の字状に軒支柱をたてて、緑をまわしています。当初は茅葺きでしたが、昭和二十九年の改修によって瓦に葺き替えています。
 この本堂は当初、空也上人を祀るお堂でしたが、後に転法輪寺の本堂としたと考えられます。古代建築構法の名残をとどめ、歴史的景観に寄与しており、村落に所在する近世仏堂として好例であることから、登録有形文化財として登録されました。

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